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EURO史に残る珍PKに名手激怒! 8強PK戦で伊代表FWの“カエルダンス”とループ予告を一刀両断

Football ZONE web 7/3(日) 21:30配信

アンリ氏「私がイタリア人なら永遠に忘れない」

 欧州選手権(EURO)準々決勝PK戦に突入する死闘を演じたドイツとイタリアだが、元フランス代表FWティエリ・アンリ氏や元イングランド代表FWアラン・シアラー氏が「史上最悪のPKを見てしまった!」と陽動作戦を仕掛けながら失敗したイタリア代表のキッカー2人を酷評している。英公共放送「BBC」で語ったもの。

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 事実上の決勝戦とも称された両チームの対決は、後半20分にMFメスト・エジル(アーセナル)のゴールでドイツが先制すれば、同32分にDFレオナルド・ボヌッチ(ユベントス)のPKでイタリアが追いつく白熱の展開となった。延長を含めた120分間で決着がつかず突入したPK戦も9人目までもつれ込み、最後はドイツが6-5で制した。しかしこのPK戦について、アンリ氏はふたりのキッカーをこき下ろした。

「我々は(最後に失敗した)ダルミアンのミスを永遠に忘れないだろう。しかしながら、もし自分がイタリア人だったら、ザザの助走とペッレがゴールキーパーをバカにしようとしたことを忘れないだろう。何であんなことをしたんだ。彼らは枠内すらとらえなかった。あのミスは永遠に忘れないだろう」

 標的となったのは2人目のFWシモーネ・ザザ(ユベントス)と4人目のFWグラツィアーノ・ペッレ(サウサンプトン)だった。2人は相手のドイツ代表GKマヌエル・ノイアー(バイエルン・ミュンヘン)に小細工を弄した。途中出場ザザはノイアーが動き出すのをギリギリまで待とうとしたのか、助走と言うよりも、ガニ股で細かいステップをちょこちょこ披露する謎のルーティンを披露。カエルダンスでノイアーの動きだしを待ったが、世界屈指の守護神は不動心を貫いた。ザザは諦めたのか、突如思い切りシュートを放ったが、シュートは枠を大きく外した。

シアラー氏「一体全体、あの助走は何なんだ」

 ペッレに至ってはノイアーを見ながら蹴る方向を指差した後、手でループシュートを打つジェスチャーで挑発。ここまで格好良かったが、右足で放ったシュートはボテボテ。ゴールポスト左をゆっくりと通過する始末だった。

「プレッシャーは普段やらない行動に駆り立てる。他の日ならあんなミスはしなかっただろう。我々はPK史上最悪のミスを目撃した」

 アンリ氏は2人をフォローし切れない様子だった。

 シアラー氏もザザとペッレのキックについて「これまでに見た最悪のPK」と一刀両断にした。ザザについては「一体全体、あの助走はなんなんだ。信じられない。ボールの前で踊ってたぞ」と唖然。ペッレについては「やるべくことを集中する前に、GKにループシュートすると予告していた」と酷評していた。

 ノイアーだけでなくイタリアのGKジャンルイジ・ブッフォンも鬼神のような反応でシュートを防ぎ、ワールドクラスの守護神とは何たるかを見せつけるPK戦となった。それだけにアッズーリのふたりのストライカーが見せた何とも奇妙なカエルダンスとループ予告失敗はEURO史に残る珍プレーとなってしまった。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:7/4(月) 12:03

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