ここから本文です

「真田丸」秀次最期のシーンで起きた奇跡!

Smartザテレビジョン 7/4(月) 5:00配信

7月3日放送の大河ドラマ「真田丸」(NHK総合ほか)では、豊臣秀吉(小日向文世)に新たに子ができた。秀吉から関白の座を譲られたばかりの秀次(新納慎也)だが、秀吉に後継者ができたことで自分が邪魔になるのではないかと不安に。ここから、関白・秀次の転落が描かれていく。

【写真を見る】新納は秀吉(小日向文世)が“一番恐ろしかったシーン”を告白!

そんな中、早くもクランクアップした新納慎也を直撃。クランクアップの感想や、これまでとは違った形で描かれるという秀次の最期について聞いた。

――クランクアップの感想をお聞かせください。

番組は続くのに、自分だけが卒業するというのは、ただただ寂しいです。実は、普段撮影するときはシーンもばらばらに撮っていくのですが、今回は、最後の5シーンくらいを台本に書かれた順番通りに撮らせてもらったんです。休憩も入らずノンストップで、僕が作品の世界に入り込めるようにスタッフさんたちが配慮してくれたのが光栄でした。

――最期の瞬間に秀次は何を思ったのでしょうか?

家族や兄弟、きり(長澤まさみ)、寧さん(鈴木京香)、これから信繁(堺雅人)という存在も大きくなっていきますし、そんな自分に関わってくれた人たちの良い部分が走馬灯のようにめ巡って、「自分の人生悪くなかったな」と思った気がします。“「真田丸」の秀次”らしい最期が演じられたかなと思います。

――あらためて、秀次の魅力はどこにあると思いますか?

もう放送されていると思いますが、きりが信繁を連れて、何度か秀次にお願いをしに来るんです。堺さんは「絶対に、この人にお願いするのは間違っていると思うんだけど…」と仰っていましたね。僕も「何で来るんだろう、絶対に無理なのに」って思っていましたけど(笑)。

あのシーンは台本では「待たせたな」「きりの頼みなら」くらいしか書かれていないのですが、関白としての威厳は出さずに、「待たせた、待たせた。ごめんね! で?」というふうに、ものすごくフランクに演じたんです。自分の置かれた地位というものを何とも思っていなくて、侍女であっても友達として接するフランクさが秀次の魅力だと思います。それを生かせれば、身分の分け隔てなく話を聞いて、世の中を平和にしたかもしれないなと思うんです。

秀吉もフランクですが、やはりどこか怖いですよね。一方、秀次は秀吉の“気さくさ”など、いいところだけを吸収していて、怖かったり黒かったりというところは全くないので、それが魅力的に映ればいいなと思って演じていました。

――秀吉のキャラクターについてはどう感じていましたか?

いろんな方が演じてきましたが、身内びいきではなく過去一番ではないかと思います(笑)。この間も監督や皆さんと「小日向さんの、あの秀吉の後って、もう外国人の方にやってもらうしか、太刀打ちする方法がないんじゃないか」という話になりましたが、それくらい斬新で、すてきで、恐ろしくて、リアリティーがあるなと思います。

――特に恐ろしかったシーンはありますか?

いろいろありますよ、チラッと見られただけで怖いこともありました。小日向さんとは、ちゃんと芝居するのが初めてでしたが、どちらも人との距離が近いタイプなので初対面ですごく打ち解けたんです。ですが、本番に入るとすごく怖かったですね。信繁が落書きの犯人を捜した「落手事件」では、きりにそそのかされて秀吉をなだめに行ったら、ものすごく怒られましたが、門番の一族を皆殺しするように告げた直後、カメラには映っていない秀吉の顔を見上げたら、それが一番怖かったです。

でも、小日向さんはカットがかかった瞬間、一変するんです。「あー、声が出なくなっちゃうよー!」とか、「何回も(せりふを)言わせないで、無理だよー」とか、「足袋が滑る」とか、実はどうでもいいことばかり仰っています(笑)。

――そんな秀吉との関係がこじれ、秀次は死を迎えますが、秀次の転落はどのように描かれていくのでしょうか?

秀次にはずっと、“秀吉の後継者”“関白”といったプレッシャーが掛かっているんです。一度、それから逃れようとするのですが、その結果あらためて自分の置かれている立場を再認識することになってしまいます。そこから秀次は、破滅に向かって進んでいきます。

実は今後、信幸(大泉洋)とのシーンもあるんです。台本が来たときは、僕も大泉さんも「意外だったね」と言い合いました。僕は、信繁よりも信幸の方が、秀次とも境遇が近いですし、共感し合える関係になったと思うので、「もっと早く出会えれば…」と思いましたね。

――今回が初めての大河出演でしたが、俳優として得たものはありますか?

僕は舞台が好きでずっとやり続けていて、最初は映像(作品)の面白さが分からなかったんです。シーンをばらばらに撮っていく、というのもしっくりきませんでした。

でも、最後のシーンで、マイクが僕の心拍数を拾ったんです。それくらい心臓が高鳴っていて、あとで音声さんに「絶対に、この人死ぬと思った」と言われたくらいです。僕も、感情が制御できませんでした。

舞台だと1カ月稽古しているので、途中でそんな奇跡が起きても、それを再現して本番に見せられるかは分からない。でも、今回は一度きりの奇跡を本番で残せて、「これが一度の本番に集中する映像の面白さ、役者としての快感なのか」と思いました。

最後の日にして映像の楽しさ、素晴らしさを体感できたと思います。今後は、求めていただけるのであれば、テレビや映画も含めて、演じる場が広がればいいなと思っています。

最終更新:7/4(月) 5:00

Smartザテレビジョン

記事提供社からのご案内(外部サイト)

週刊ザテレビジョン

株式会社KADOKAWA

2016年49号
11月30日

特別定価:350円

表紙:岡田准一
みくり&津崎ムズキュン対談
秋ドラマ妄想結末予想
ジャニーズどデカ写真集

Yahoo!ニュースからのお知らせ