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給与アップ交渉には「同情」も「家計の話」もタブー(するべきことは...)

ライフハッカー[日本版] 7/4(月) 12:10配信

給与アップを上司に願い出る際は、「家計が苦しい」と口にするのはやめたほうが良さそうです。住宅ローンの返済や食費、保育費の負担は増える一方で、インフレも追い打ちをかけてきます。いろいろ並べ立てたくなる気持ちはわかりますが、結局のところ、給与アップの根拠として主張するべきなのは、仕事ぶりや業績です。個人的にお金に困っているというのは理由になりません。

マネー系ブログ「Get Rich Slowly」(ならびに「Two Cents」)のKristin Wong氏は、希望通りの昇給が実現しない理由の1つは、アピールするポイントを取り違えていることではないかと言います。

給与アップに同情は不要(ただし、ということもある)

経済的に苦しいと話せば、上司は同情してくれるかもしれませんが、いずれにせよ、保育費の値上がりや、夫や妻の給与削減、家賃や食費の負担増といった急な事態に直面して大変な思いをしているのは、みんな一緒です。うんざりしますが、仕方がありません。それに、万が一上司が理解を示してくれたとしても、個人的な事情に応じて給料を上げてくれる会社など、まずないでしょう。

ただし、会社があなたという人材を何としても確保しておきたい場合は別です(その場合でも、昇給に応じてくれたのは、会社があなたの持つスキルを必要としているからであって、あなたの置かれた状況を気の毒に思ったからではないでしょう)。

それよりも、自分の持つスキルや、会社での価値や業績を前面に押し出しましょう。希望する給与で会社にとどまれた場合の目標や、成し遂げたいと思っている仕事を強調し、これまでの業績をアピールしてください。それだけでなく、過去の過ちに触れ、そこから何を学び、どう立ち直ったかを伝えても良いでしょう。

交渉が苦手であっても、簡単に実践できる対策です

通常は、交渉の際に自らの経済状態に触れるのは、あまり良いアイデアとは言えません。読者のAnneさんはこう指摘します。

「唯一注意すべき点は、給与アップ交渉の場に個人的な話を差し挟まないようにすることです。いかなる場合でもお勧めしません。インフレや家賃の値上がりなど、経済的に苦しいのは誰だって同じです。昇給を願い出る際の根拠は、自分のスキルや貢献度、努力であるべきです。あるいは、一般的な水準に比べて評価が低すぎるといった点も、昇給の根拠になります」

専門家の大半もAnneさんの意見に賛同しています。「U.S. News and World Report」でキャリアとお金に関して記事を書いているRebecca Thorman氏はこう言います。

「残念ながら、住宅ローンの支払いが滞ろうが、子どもの教育費を貯金する必要があろうが、新しい車がほしかろうが、関係ないのです。給与の基準になるのは、雇用主に対してあなたがどれくらいの価値を提供しているかであって、あなたの経済状況で決まるわけではありません。つらい胸の内を吐露したくても、我慢してください。個人的な問題には一切触れないよう気をつけましょう。その代わり、自分には価値があり、会社に対して計り知れないほどの利益をもたらす可能性がある点を説明してください」

ここで紹介したのは、交渉を苦手とする人が簡単に実践できる対策です。とはいえ実際は、大半の人にも役立つのではないでしょうか。私的な話に及んだり感情的になったりせずに、プロフェッショナルかつ現実的な姿勢で交渉を進められるからです。

上司との関係が良好であれば、事情は違ってくるかもしれません。とはいえ、上司のそのまた上に立つ、部署の予算を承認する立場にある人たちも、最終的には、チームにおけるあなたの価値をもとにして給与額を決定します。悲しいかな、予期せぬ出費や多額の請求書は昇給の理由とはなりえません。最悪の場合、金銭的ピンチに救いの手を差し伸べるほどの価値があなたにはないと会社が判断するかもしれません。その場合は、副業や転職を考えるほうが良いかもしれませんね。

Alan Henry(原文/訳:遠藤康子/ガリレオ)
Photo by 401kcalculator.org.

最終更新:7/4(月) 12:10

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