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難聴の息子、私は“かわいそうな子”を生んだの? パンク状態でハッとした夫の言葉

ファンファン福岡 7/4(月) 17:14配信

夫のりひさへ

前回のあなたからの日記は、ハンカチでは追いつかないほど泣きました。出産当時を思い出したのもあるけど、嬉し泣きです。

あなたは、私たち家族に、笑顔を導いてくれる大きな存在だなと今も変わらず感じています。優しくて頼もしい夫であり、とても面白いパパですよ。

それに比べて、妻であり、母である私は…産後から大荒れで、あなたに心配をかけたり、迷惑をかけたりばかりでしたね。この6年間で、もうこんな妻は嫌だ!と逃げ出したくなったことはなかったですか?(恐る恐る聞いております。笑)

産後の私は、あなたがそばにいてくれたおかげでスタート地点に立てたのですが、なかなか進まない大渋滞にはまっていました。

生後2ヶ月の時に、大学病院ではっきりと『先天性重度難聴』とわかり、最初は補聴器をつけることになった息子。

『もう疲れた』が口癖のように…

母として、親として私は何をしたらいいのか?どう頑張ったらいいのか?考えなくてはいけないことはたくさんあるのに、考えることからは逃げたくなる毎日。

母の私が、体力もない、気持ちもついていかない、”障がい” “難聴” を受け入れるというよりは、自分自身の心と身体のバランスが、ぐちゃぐちゃだったのかもしれません。

補聴器を付け始めた頃は、何度も何度も補聴器を外して食べる!投げる!まだ産まれて3ヶ月の息子。そりゃそうだ、何もわからないまま補聴器をつけてるから仕方がなかったよね。10分おきくらいに耳をチラチラ見ては、外れてる補聴器を付け直し、また外され、付け直し。私はどっぷり疲れていました。『もう疲れた』が口癖のようになっていたように思います。

”かわいそう”という言葉が突き刺さり…

外出したときは、息子が補聴器をつけていることで、声をかけられることが多く、

『耳が聞こえないの?かわいそうに…』

『まぁ、こんなに小さい頃から補聴器をつけてかわいそうに…』

何度となく言われる、”かわいそう”という言葉が、私にはグサッ、グサッ、と痛いほど突き刺さっていました。

私たちは、息子が生まれてきてくれてとても嬉しい気持ちなのに、なんでこんなにも”かわいそう、かわいそう”って言われるのかな?生まれつき耳が聞こえないことは、そんなにかわいそうなことなのかな?なんで?

こんなにもかわいそうと言われる子を私は産んだってことだよね?この子は一生の中で、何回かわいそうと言われるのかな?

私の頭の中はずっとずっとパンク状態。

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最終更新:7/5(火) 9:29

ファンファン福岡

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