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キャデラックがソーホーに開いたブランド発信拠点

GQ JAPAN 7/4(月) 21:01配信

ニューヨークに新名所が誕生した。高級ブランドとして110年以上の歴史をもつキャデラックがソーホー地区に開いた「キャデラックハウス」である。クルマは買えないが、アーティストやデザイナーに出合える場所だ。

【フォトギャラリー:NYにオープンしたキャデラックハウスをさらに詳しく】

「キャデラックハウス」は、2016年6月2日にハドスンストリート330番地にオープン。ニューヨークに少し詳しいひとなら「意外な場所に」と思うかもしれない。ソーホー地区といい、アートギャラリーなど、クルマより文化系の雰囲気のエリアだからだ。キャデラックは2015年本社をデトロイトからここに移したのである。

「キャデラックハウス」の特徴はなにか。ブランド発信拠点と位置づけられているところにある。アートのインスタレーションを見せてくれるギャラリースペース、新進気鋭のファッションデザイナーの作品を扱うリテールラボ、それにカフェが1100平米のフロアに入っているのだ。ニューヨークファッションウィークの時はここがランウェイとして使われるそうだ。もちろんクルマも置かれるが、ここでは主役ではないといえるかもしれない。

ギャラリーのこけらおとしは、米国のジェフリー・リレモンのデジタル技術による絵画的なインスタレーション。部屋の壁すべてを使って展開されていた。マライア・キャリーやレディガガのワールドツアーの舞台装置を手がけているというリレモンのアーティストとしての一面が堪能できるインスタレーションだ。キュレーションは米国のアートメディア「ビジョネア」が担当する。

「リテールラボ」も注目の試みだ。ひとことでいうとブティック。たんなる洋服売り場と違うのは、若いファッションデザイナーのプロダクトを扱うことだ。デザイナーは、CFDA(カウンシル・オブ・ファッションデザイナーズ・オブ・アメリカ)の協力を得て決めるという。新進気鋭のデザイナーを選び、彼らはここで賃料無料で服を売れるだけでなく、服の値付け、販売のノウハウ、在庫管理など、ストア経営のノウハウをCFDAからアドバイスしてもらえる。それゆえ「ラボ(ラボラトリー=研究施設)」と名づけられているのだ。

コーヒーは、マンハッタンで人気という家族経営のカフェ「ジョー」が提供する。ハンドドリップもやれば、大型のエスプレッソマシンも使う。カプチーノにはいま米国で流行中のラテアート(米国では「スミエ」と呼ぶようだ)を施してくれる。コーヒー流行りというマンハッタンの“今”を「キャデラックハウス」で見ることが出来るともいえる。

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最終更新:7/4(月) 21:01

GQ JAPAN

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