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『クリーピー 偽りの隣人』と『貞子vs伽椰子』の共通点は? 元・伽椰子の最所美咲がコメント

リアルサウンド 7/4(月) 12:53配信

 現在公開中の西島秀俊主演映画『クリーピー 偽りの隣人』より、香川照之演じる“奇妙な隣人・西野”の妻・多恵子役を演じた最所美咲のコメントが到着した。

 本作は、前川裕による原作小説を『CURE』『岸辺の旅』の黒沢清監督が映画化したサスペンス・スリラー。“奇妙な隣人”への疑惑と不安から、ある夫婦が深い闇へと引きずり込まれていく恐怖を描く。

 西野の妻・多恵子役を演じた最所は、『クリーピー』と同日に公開された『貞子vs伽椰子』にも登場する伽椰子として、過去に『呪怨 -終わりの始まり-』(14)、『呪怨 -ザ・ファイナル-』(15)で“2代目伽椰子”を演じてきた。『クリーピー』と『貞子vs伽椰子』が同日公開を迎えたことについて最所は、「この凄い因果に、私ってなかなか“持ってる”なぁと思いました(笑)。『貞子vs伽椰子』は、もともとエイプリルフールのネタだったんですけど、是非実現して欲しいと願っていました。でもそれは、自分が出演したいというより、いち呪怨ファンとして観たいという気持ち。そして、自分のキャリアに転機を与えてくれた呪怨の為にも、新たな作品で勝負し役者として前進していかなければと」と、『貞子vs伽椰子』に対する思いを語る。

 その決意を固めていた際に『クリーピー』の話が舞い込んだといい、「憧れの黒沢清監督です、卒倒しそうでした。次のステップとしてはあまりに高いハードルでしたが、こんなチャンスは二度とない、是非やらせて頂きたいと挑みました。撮影当時はまさか『貞子vs伽椰子』の公開とかぶるとは思わず、知った時は苦笑してしまいました(笑)。私自身は、邦画が注目されヒット作が増えることが一番最高だと思っていますので、『クリーピー 偽りの隣人』と『貞子vs伽椰子』で凌ぎ合い、まだまだ盛り上げたいですね」と、両作のヒットを願った。

 『クリーピー』の多恵子の役作りについて、最所は黒沢監督から「撮影前に原作を読まないで欲しい」と言われたことを明かしながら、「私は普段、原作を読んだり役に因んだ情報を収集したりして現場に入る準備をするのですが、今回は台本だけが要でした。ところが、これが素晴らしい発見の連続でした」とコメント。「メイクと衣裳で多恵子の風貌に整えて頂き、例の部屋に身体を横たえた瞬間、もう十分過ぎる程この役の心情が湧いてきました。そして、黒沢監督が現場で役に関するあるヒントを私に下さったのですが、これが震えるような怖いアイデアで(笑)。黒沢監督から魔法にかけられたようで、大変恐ろしいシーンではありましたが、役者としては幸せな時間でした。自分が事前に考え準備したアイデア以上に、現場の空気から得るものは大きいのだと教えて頂いた気がします」と、黒沢監督との仕事を振り返った。

 また、家に巣食う幽霊の“伽椰子”と、他人の家にあたかも本物の家族のように住み着く“西野”について、「面白いことに、この2人にはどこか共通点がありますね。彼等が求めている“家”とは、“house”ではなく“home”を意味しているのでは。確かに随分歪んだ絆ではありますが、彼等なりの理屈で家族を作り出そうとしています。だから、西野と伽椰子が出会ったら、意気投合して再婚してしまうんじゃないんでしょうか? 夫婦喧嘩には、絶対に巻き込まれたくありませんけどね」と、自身の考えを述べた。

リアルサウンド編集部

最終更新:7/4(月) 12:53

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