ここから本文です

爽やかな敗者 仏戦完敗でEURO8強敗退、アイスランド旋風終了も心打つサポーターとの魂の儀式で幕切れ

Football ZONE web 7/4(月) 10:40配信

指揮官感無量「素晴らしいトーナメント」

 人口わずか33万人のアイスランドは欧州選手権(EURO)初出場にして準々決勝に進出する快挙を成し遂げた。開催国フランスとの8強戦で2-5で敗れ、その冒険は終わりを告げることになったが、ラーシュ・ラーゲルベック共同監督は「素晴らしいトーナメントだった」と躍進の大会を振り返っている。フランス紙「レキップ」が報じている。

【随時更新】EURO2016を彩る欧州の美女サポーター写真集

「我々のパフォーマンスについて話す前に、まずはフランスの勝利におめでとうと言いたい。今日のゲームに関して、選手たちは精神的な高さを見せることができずにスタートしてしまったように見えた。それは、前の試合(イングランド戦)では見られたものだが、メンタル的にそのレベルに達していなかった。だが、間違いなく言えることは、我々にとって初めての経験になったEUROは素晴らしいトーナメントだった。準々決勝まで進んできたことは素晴らしいことであり、誇りに思っていいことだ」

 グループステージ初戦で強豪ポルトガルを相手に引き分けでスタートしたアイスランドは、相手エースFWクリスティアーノ・ロナウドに守備的な戦いを批判された。「ゴールの前にバスを置いていた」「精神的に小さい」「彼らはこの大会で何も成し遂げることはできないな」と散々酷評された。しかし、それに反してアイスランドは実直なハードワークを武器にグループステージを1勝2分で2位通過。3位通過で5分けで8強に進んだポルトガルを凌いだ。そして、決勝トーナメント1回戦ではサッカー発祥の地である強豪イングランドを撃破し、世界を驚かせた。

試合終了後のサポーターとの拍手の儀式も世界の話題に

 もう一つアイスランドの大きな話題になったのは、サポーターとの関係だ。33万人の人口の約8分の1にあたる4万人がフランスを訪れ、スペイン紙「AS」によればイングランド戦の瞬間最大視聴率は99.8パーセントに上ったという。勝利を収めた後にチーム全員とサポーターで手拍子をする姿は、一体感の象徴として世界に広く伝わった。ラーゲルベック監督も、この大サポーターへの感謝を口にしている。

「アイスランドでもフランスに来てからも、至るところでサポーターの姿を見掛け、大きな熱意をもって我々の後押しをしてくれた。このEUROの間に大きな熱狂を引き起こしたね」

 この日のゲームでも、地元フランスを応援する大声援にも負けないだけの存在感をアイスランドサポーターは発揮していた。そして、敗戦後にもかかわらずスタジアムの一角を占めたサポーターと選手たちは、試合後の“魂の儀式”である手拍子を敢行。敗戦後とあって、さすがにイングランド戦後のように踊りだすような選手はいなかったが、サポーターたちとの固い絆を示しながら、爽やかに大会から去っていった。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:7/4(月) 10:40

Football ZONE web

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。