ここから本文です

スリップノットとマリリン・マンソンがジョイントツアーを開始:コリィ・テイラーが語る二人の関係

ローリングストーン日本版 7/4(月) 15:00配信

「俺がコップに吐いた自分のゲロを飲み干すのを見て、マンソンはドン引きしてたよ」ー コリィ・テイラー

オズフェスとノットフェスの合同開催、ブラック・サバスのツアー引退を発表

スリップノットとマリリン・マンソンという、メタル界の雄2組によるジョイントツアーが、米国時間2016年7月5日(火)よりスタートする。グロテスクなマスクをトレードマークとするスリップノットのコリィ・テイラーは、このツアーが特別なものになると確信しているという。

「俺は彼の音楽が大好きなんだ」先日受けた脊髄手術の直前に行われたインタビューで、コリィはそう語っている。(コリィの手術を理由に、ツアーの開始は数週間延期された)「俺はマンソンが体現するものすべてに共感しているんだ。ここ数年でその内容が少し変化したのは事実だが、自身の限界に挑戦し続ける彼を、俺は心からリスペクトしているんだ」

「『アンチクライスト・スーパースター』は、史上最高のアルバムの1つだと思う」テイラーはそう話す。「メタルやロックという文脈に限らず、アルバムという枠組みであれほど優れた作品には滅多に出会えない。最初から最後まで通して聴くことができるアルバムっていうのは、俺にとってはすごくレアなんだ。好きな曲だけを選んで聴くっていうやり方が好きじゃないんだよ。だからシングルはほとんど聴かない。あのアルバムを最初から最後まで通して聴くたびに、当時の興奮が蘇ってくるんだ」

「キッズたちは偽者と本物をちゃんと見分けてる」

スリップノットとマリリン・マンソンは、2001年のオズフェスで初めてツアーを共にしている。当時スリップノットはニュー・メタル界の若手バンドの1つに過ぎなかったが、マンソンは彼らに惜しみない賛辞を送っていた。その虚無的なルックスとカオティックなライブパフォーマンスに共感したマンソンは、スリップノットのツアー参加を後押しした。

「俺のライブでもスリップノットのTシャツを着たキッズをたくさん見かけるよ。リアルな存在という意味で、きっと俺たちに共通点を見出しているんだろう」豪紙ヘラルドサンの当時のインタビューで、マンソンはそう語っている。「今は怒りに満ちたヘヴィー・ミュージックのバンドが巷に溢れかえっているけど、キッズたちは偽者と本物をちゃんと見分けてるんだよ」

ローリングストーン誌のインタビューで、テイラーは混沌とした当時のことをあまりよく覚えていないと話している。「ツアー中、俺はほぼ常にキマッてたからな」彼は笑ってそう話す。「俺がコップに吐いたゲロを飲み干すのを見て、マンソンがドン引きしてたのは覚えてる。どう反応していいかわからない様子だったよ。その後何を思ったか、彼は純白の下着姿で俺たちの楽屋にやってきて、謎のダンスを披露して去っていった。『今のは一体何だったんだ?』って、みんな互いに顔を見合わせたよ」

「互いにじゃれ合うようなことは少なかったけど、いざという時はマジで極端だったよ」彼は笑ってそう続ける。「でもショーにおいては、互いにポジティブなライバル意識を抱いてた。彼が満員の会場を揺るがすのを見るたびに、俺たちも負けていられないと自分を奮い立たせた。そういう前向きな競争意識がツアーにいい緊張感をもたらしたおかげで、どこの会場でもオーディエンスは熱狂してたよ。相手にとって素晴らしいライバルとなること、それが心から尊敬するアーティストに対するリスペクトの形だと俺は思っているんだ」

1/2ページ

最終更新:7/4(月) 15:00

ローリングストーン日本版

記事提供社からのご案内(外部サイト)

RollingStone 2016年10月号

株式会社パワートゥザピープル

2016年10月号
9月10日発売

710円(税込)

表紙:トム・ヨーク
特集:IMAGE
ロック&ファッション&アート
高橋盾(UNDERCOVER)
ヒステリックグラマー 他

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。