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稼げるシェアハウスには意外なコンセプトが重要――先人が教えるツボとは?

HARBOR BUSINESS Online 7/4(月) 9:10配信

不動産投資の一ジャンルとして定着したシェアハウス。そこで驚異の利回りで稼ぎ続ける投資家は、共通して「コンセプト重視」と語った。

◆利回り20%狙いで古民家をシェアハウスに!

「僕の運営するハウスのなかでも一番利益率が高いのは古民家タイプですね」と語るのは神奈川県に4軒のシェアハウスを持つオモロー不動産代表・青山幸成氏。青山氏がシェアハウスを始めたのは、横浜で600㎡・築80年の古民家を購入した4年前。

「築年数は古いし木造ではありますが、造り自体はしっかりしているし、雰囲気もあって、広さもある。『この物件はお買い得だな』と思い、購入しました。購入時点では用途を考えてなかったのですが、部屋数も10室前後作れそうなので、当時流行の兆しがあったシェアハウスを始めようと思いました」

 内装費と物件自体の購入費でトータルコスト約4000万円を、15年の事業ローンで購入。シェアハウスといえば怖いのが空室リスクだが、青山さん曰く「古民家であるという点に助けられている」とのこと。

「普通の一軒家と比べても、古民家は『一度住んでみたい』というファンが一定数いるので、空室ができてもすぐに埋まります。また、こちら側も『古民家』という雰囲気を壊さないように、インテリアもできるだけ古物屋などで買ってきたヴィンテージでそろえるなど工夫もしています。共益費込みでの家賃設定は、一部屋6~7万円前後ですが、おかげさまで現在ある11部屋はほぼ満室ですね」

 そして、気になる利益だが、その売り上げは毎月70万円ほど。そこから、光熱費やローンを支払い、毎月の手残りは30万円前後だという。

「利回りでいえば約20%前後でしょうか。僕はほかにも3軒のシェアハウスを運営していますが、それらに比べると、この古民家シェアハウスは断然利益率が高いですね」

 たしかに利回り20%といえば、かなり高利回りな不動産投資だと言えるが、一方で注意点もあるという。

「古民家は木造なので、夏は涼しいけれども冬は寒いし、普通の物件よりも頻繁に修繕が必要ですね。あと、最近は国のシェアハウス規制が厳しく、シェアハウス用に中古住宅物件を買おうとしても融資はかなり受けづらいので、現金で一括購入するほうがいいですね。また、シェアハウスは法律上『寄宿舎』に該当するので、国が定める寄宿舎の基準に達するように内外観のリフォームも必要になります」

 規制こそ厳しいものの、自分が住みつつ、空室を人に貸す……との覚悟があれば、利益率の高いビジネスであることは事実。古民家に憧れがある人ならば、挑戦してみる価値はありそうだ。

◆まだまだあるコンセプト型物件

 都心を中心に活況なシェアハウス。フツーの従来型シェアハウスだけでなく、昨今はニッチなコンセプト型の物件も多数登場している。

 たとえば有名なのが、猫と一緒に住める「猫付きシェアハウス」。こちらは、東京キャットガーディアンで保護された猫が数匹ハウスに住んでおり、24時間猫カフェ状態が楽しめるとして人気を呼んでいる。一方、自分のペットと住みたい人に向けて、ペット入居可なシェアハウスも増えており、「HOUSE-ZOO」では、ペットとして犬・猫の入居が可能。ドッグランやキャットウォークなど環境も充実しているのが特徴だ。

 また、単身者向けのイメージがあるシェアハウスだが、なかには「ファミリー向け」もある。核家族化が進む昨今、「子供を大家族の中で育てたい」といったニーズがあるのだ。

 そのほかにも、大理石仕様の豪邸を改装した「クラシコ新御徒町」や、畑付きの家に住める「町屋シェアハウスあぐり」など、ニッチな付加価値を持つシェアハウスは多い。

 最近は、ユニークなシェアハウスを多数紹介する「ひつじ不動産」や「SHARE PARADE」などのポータルサイトも登場しており、物件の比較検討もしやすくなっている。新規参入者も増え、若干飽和状態のようにも見えるシェアハウス市場だが、コンセプト次第ではまだまだ市場開拓の余地はありそうだ。

【青山幸成氏】

オモロー不動産研究会代表。著書に『20代、持ち家なし、貯金100万円でも月収以上を稼げる「オモロー式」不動産投資講座』(プレジデント)がある

― [民泊vsシェアハウス]今から開業したらどっちが儲かる? ―

ハーバー・ビジネス・オンライン

最終更新:7/4(月) 9:10

HARBOR BUSINESS Online

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北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。