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【猫のふしぎ】効果てきめん!愛猫のしつけに取り入れたい2つのトレーニング法

サライ.jp 7/5(火) 19:10配信

空前の猫ブームといわれる昨今。でも、猫の生活や行動パターンについては、意外と知られていないことが多いようです。人間や犬の行動に当てはめて考えて、まったく違う解釈をしてしまっていることも少なくありません。昔から猫を飼っているから猫の性格や習性を熟知していると思っていても、じつは勘違いしていたということが結構あるようです。

そこで、動物行動学の専門医・入交眞巳先生(日本獣医師生命科学大学)にお話を伺いながら、猫との暮らしで目の当たりにする行動や習性について、専門的な研究に基づいた猫の真相を解明していきたいと思います。

叱ることに意味はない

猫にもちゃんと学習能力があります。当たり前すぎて気づかないこともあるかもしれませんが、実際、猫と暮らしていると、猫の学習能力の現れはいろんなところで目にすることができますよね。

以前、猫はいろいろ試した結果、どんなことをしたら一番効果的に、寝ている飼い主さんを起こすことができるのかを理解しているという話をしましたが、これもやはり、猫に学習能力があるからできることです。

一緒に暮らす上で、愛猫さんにどうしても直してもらいたい習慣があれば、猫の学習能力を応用して直してもらうことも不可能ではないのです。

食卓の上に乗って騒いだり、高いところに乗って降ろしてと鳴いたりといったようなことは、たいていは猫が人の気を引きたくてやっていることです。それが困るのであれば、反応しないのが一番です。気を引くためにやっているのだから、反応してしまったら猫の思うつぼ。反応しないでいれば、そのうち「この方法じゃダメなんだ」と猫は学習してくれます。

やって欲しくないことを猫がしたとして、叱っても意味がありません。それは犬のトレーニングでも同じです。

例えば、仮にあなたが猫だとします。今、あなたは日当たりのいいお気に入りの窓辺にいて、そこにあった気持ちよさそうな布の上に座って外の電線に止まっているスズメを見ているとします。そこへいきなり飼い主さんがきて、「ダメ!」「ダメ!」「ダメっていってるでしょ!」といって軽く頭を叩いたり、どいてというように体を押したり、あなたが座っている台をバンバン叩いたりしたら、どう思いますか?

「え? 何? 怖い!」としか思いませんよね? 飼い主さんの言葉は猫にはわかりませんから、「※×○?!!※△!」という感じで、猫にとっては意味不明な喚き声にしか聞こえません。

実は飼い主さんは、あなたが座っている場所に置いてあったタオルの上にあなたが乗っていることがダメだといっているのですが、大声で叱られたって、そんなことは猫であるあなたには伝わりません。

飼い主さんとしては、あなたに伝わるように、そのタオルとあなたとを交互に見ながら叱っているのですが、あなたはただただびっくりするし、怖いと思うだけです。イヤだなと感じたあなたは、その場から去るでしょう。でも飼い主さんからは何のコメントもなし。そういうことが繰り返されると、なんだかわからないけど怒られるから、窓辺にいるのがバレたら逃げよう、と思うようになるかもしれません。

猫や犬がしてはいけないことをしたら、0.5秒以内に「痛い!」と思うほど強く叩かないと、何がいけないのか伝わりません。「もうやりません!」と猫や犬が肉体的にも精神的にも痛みを感じるほど強く叩かないとわかりません。それも、毎回その行動をした0.5秒以内に、同じように叩かないと伝わらないのです。

でも、そんなことって、無理ですし、してはいけないことです。 家族である犬や猫に、そんな風につらく当たるなんてできませんし、状況的にも毎回同じように、なんてとても無理です。だから、叱るという方法は無理があるのです。

だったら、猫や犬の学習能力を上手に利用して覚えてもらう方がいいのです。

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最終更新:7/5(火) 19:10

サライ.jp

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。