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【EURO2016】9つのデータで4強を比較。最も効率性の低いチームは…

SOCCER DIGEST Web 7/5(火) 16:00配信

攻撃面のデータで徹底比較

 EURO2016も、いよいよ準決勝と決勝を残すのみとなったが、ここでは勝ち残ったポルトガル、ウェールズ、ドイツ、フランスの4チームを、主に攻撃面でのデータで比較してみる(各チームとも準々決勝までの5試合分のデータ)。
 
【データ1】シュート数(カッコ内は24か国中)
1位/ポルトガル:95本(2位)
2位/ドイツ:91本(3位)
3位/フランス:87本(4位)
4位/ウェールズ:59本(10位)
 
 ここまでのゴール数が4強の中で最も少ないポルトガル(6得点)が、総シュート数では1位(全体1位はベルギーの98本)。延長戦を2試合戦ったことは考慮すべきだが、全体10位の59本しか打たずに10得点を挙げたウェールズの効率の良さとは対照的だ。
 枠内シュート数と枠外シュート数を比較するとこうなる。
 
【データ2】枠内シュート本数(カッコ内は24か国中)
1位/ドイツ:31本(2位)
2位/ポルトガル:30本(3位)
3位タイ/ウェールズ:29本(4位タイ)
3位タイ/フランス:29本(4位タイ)
 
【データ3】枠外シュート(カッコ内は24か国中)
1位/ドイツ:40本(1位タイ)
2位/ポルトガル:36本(4位タイ)
3位/フランス:31本(6位タイ)
4位/ウェールズ:19本(11位タイ)
 
 フランスはしっかり枠内に打って、きっちり仕留めている印象(11得点はここまで最多)。枠内に8本打って半分の4本を確実に決めたグリエーズマン(枠外シュートはわずか2本)に代表されるように、決定力が際立っている。
 ポルトガルも枠内に30本を飛ばしているが、一方でシュートブロックされた本数が29本と、出場24か国で最多。ちなみにC・ロナウドの枠外シュートは14本、ブロックされたシュートも14本で、いずれも全選手中最多だ。
 
【データ4】パス総数(カッコ内は24か国中)
1位/ドイツ:3383本(1位)
2位/ポルトガル:2652本(2位)
3位/フランス:2510本(4位)
4位/ウェールズ:1816本(10位)
 
【データ5】パス成功率(カッコ内は24か国中)
1位/ドイツ:91%(1位タイ)
2位/フランス:88%(4位タイ)
3位/ポルトガル:87%(6位タイ)
4位/ウェールズ:83%(12位タイ)
 
【データ6】ボールポゼッション(カッコ内は24か国中)
1位/ドイツ:63%(1位)
2位/フランス:56%(5位タイ)
3位/ポルトガル:54%(7位タイ)
4位/ウェールズ:47%(15位)
 
 パス成功率90%超えは、出場24か国でドイツ、スペイン、スイスの3チームのみ。ドイツではパス本数ダントツ1位(557本)のクロースが成功率94%を誇るなど、その正確性が際立っている。逆にポルトガルはパス精度に難がありそうだ。
 またウェールズの手数をかけないサッカーはデータからも明らかだが、最大のパス供給源であるラムジー(総数255本/成功率83%)を準決勝で欠く(出場停止)のは痛い。
 
【データ7】ファウル数(カッコ内は24か国中)
1位/ポルトガル:71回(2位)
2位/ドイツ:61回(5位)
3位/ウェールズ:53回(8位タイ)
4位/フランス:48回(15位)
 
【データ8】被ファウル数(カッコ内は24か国中)
1位/ポルトガル:71回(2位)
2位/ウェールズ:61回(5位)
3位/フランス:51回(7位タイ)
4位/ドイツ:50回(9位タイ)
 
 苦しみながら勝ち上がってきたポルトガルと、ここまでは対戦相手に恵まれてきたフランスの対比が興味深い。ポルトガルはエースのC・ロナウドが全選手中5位タイの12回のファウルを受けてきたが、これで得たセットプレーを活かしきれていないとも言える。
 ちなみに1試合平均のCK獲得本数は、以下のとおり。
 
【データ9】1試合平均のCK獲得本数(カッコ内は24か国中)
1位/ポルトガル:7.8本(4位)
2位/ドイツ:7本(6位)
3位/フランス:6.8本(7位)
4位/ウェールズ:3.4本(19位)
 
 攻め込みながらもセットプレーの精度を欠き、なかなか得点が奪えないポルトガル。堅守速攻がデータからも明らかなウェールズとの準決勝も、かなりの苦労を強いられそうだ。
 一方、ドイツとフランスはデータ的にはほぼ互角か。ただし、準々決勝でイタリアと激闘を繰り広げ、怪我人も多いドイツに対して、フランスは余裕を持っての勝ち上がり。この差がどう出るかだ。
 
 

最終更新:7/5(火) 16:49

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