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SBI北尾社長が株主総会で語った、アキュセラ株への見解

会社四季報オンライン 7/5(火) 19:46配信

 5月に起きた東証マザーズ上場の創薬バイオベンチャー、アキュセラ・インク <4589> 株暴落をめぐる騒動の余波はいまだ収まらない。同社の大株主であるSBIホールディングス <8473> は、6月29日に株主総会を開催。北尾吉孝SBI社長は、この株主総会の場でアキュセラ株についてついに口を開いた。

 加齢によって網膜の中心部である黄斑に障害が生じ、欧米では成人の失明原因の1位、日本でも失明原因の4位となっている加齢黄斑変性。アキュセラは、この加齢黄斑変性の飲み薬の開発に取り組んでいる。

 同社は5月26日、その治療薬候補「エミクススタト」の臨床試験の結果(主要評価項目の達成を評価するトップラインデータ)を発表。しかし、その結果は「プラセボ(有効成分を含まない『偽薬』)群との有意差が見られなかった」という期待に反する内容だった。

 ところが、アキュセラ株は25日の後場開始直後に7700円の年初来高値をつけた後、一転して急落。午後2時前にストップ安となりそのまま引けた。これが発表前日の出来事だったため、試験結果の漏えいとインサイダー取引の疑惑が浮上した。 

 暴落直後から、ネット上などでは大株主であるSBIホールディングスが、アキュセラ株を売却したのではないかとの観測が流れた。これを受けてか、SBIは5月30日、「試験結果はアキュセラの適時開示を通じて初めて知り、同開示の前後において保有するアキュセラ株の売却はいっさい行っていない」旨のニュースリリースを出している。

 6月21日には、日本取引所グループの清田瞭最高経営責任者(CEO)が、定例記者会見の場で、アキュセラ株でインサイダー取引が行われた疑いについて言及し調査を始めたことを明らかにしている。

 (関連記事:アキュセラ株急落劇の波紋(上)、アキュセラ、株価急落を招いた治験不調と「インサイダー取引」報道)

 一方、SBIは傘下の投資会社を通じて、暴落直後からアキュセラ株を積極的に買い増している。6月30日に提出した大量保有報告書によると、保有割合は暴落前の5月13日時点で約21%だったのが、6月27日時点で37.93%にまで上がっている。

 そのような中、騒動の渦中の人物の一人である北尾社長が、SBIの株主総会の場でアキュセラ株について言及した。

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最終更新:7/5(火) 19:46

会社四季報オンライン

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