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「直近IPO祭り」絶賛開催中だが、その末路は? 

会社四季報オンライン 7/5(火) 21:31配信

 先週後半あたりから、今年初(? )の「直近IPO(新規株式公開)祭り」が開幕したようだ。直近IPO祭りの定義は特にないが、「直近IPO銘柄の上がっていることがわかるレベルになり、何だかすごく直近IPO銘柄が輝きを放っている状態」を指す。ちなみに、「直近IPO」自体にも定義は特にないが、今回の直近IPO祭りは6月以降の上場株が対象になっているようだ。

 とりわけ4日は祭り感が満載だった。前週末比騰落率をIPOの順に並べてみたい。

 同日の日経平均株価は前週末比0.6%高、東証マザーズ指数は同2.8%高だったのに対して、直近IPOは凄まじい上げっぷり。13銘柄のうち、下げた銘柄はゼロ(コメダホールディングス <3543> だけ変わらず)。5銘柄がストップ高で終えており、13銘柄の騰落率平均はプラス12.6%だった。これはテーマとしても凄まじい破壊力であり、こうなってくると「なぜ買ったのですか?」「直近IPOだからです」……即答のレベルである。

   “直近IPO”というテーマ(最近上場したというだけだが……)がホットになると、IPOリストをサイトや端末画面で探しあて、順番に過去にさかのぼる作業が始まる。その作業では、「ストップ高していない銘柄や上昇率が大きくない銘柄イコール出遅れ株」という錯覚が生じる。これが直近IPO物色のすごいところだ。

 直近IPOが「祭り」と呼べるほどに活況化したのは、昨年の10月最終週(2015年10月26~30日)以来のことである。このときは、10月上場のIPO株がフィーバーした。具体的にはAppBank <6177> とGMOメディア <6180> がすごかった。

 同週の東証マザーズ市場の売買代金は週間合計で5288億円だったが、個別株の1位がAppBankで1153億円(全体の2割! )、2位がGMOメディアで457億円(ちなみに、同週のそーせいグループ <4565> の売買代金は226億円)。とてつもないロングバイアスのかかった資金が流れ込む形で、いずれも同週に上場来高値を更新し続けた。

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最終更新:7/8(金) 13:36

会社四季報オンライン