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予約困難「肉山」がまたもプロデュース ジビエも出る肉尽くしビストロへ急げ!

CREA WEB 7/5(火) 12:01配信

シェフはベルギー大使館も推薦の凄腕

 予約が取れない吉祥寺の人気赤身肉専門店「肉山」の光山英明氏が、また、動いた。すでに年末まで予約がいっぱいの「肉と日本酒」のプロデュースに続き、彼が辣腕をふるったのは日本橋。

 この地でレストランを営んでいたオーナーシェフの住友健一郎氏は、ベルギーのル・サングリエ・デ・ザルデンヌで修行を積み、30歳を前に帰国。その後、4年間、BBCアントワープセントラルの総料理長を務めたという経歴の持ち主。

 そして2009年、ベルギーフレンチの「ビストロ・クゥイエット・デュ・ブーケ」を構えた。ベルギー大使館お墨付きレストランにもなった同店だったが、このたびすべてを一新。路地の奥にひっそり佇むレストランに、光山魂が注入されたのである。

 まずは、店名を一新。初見で光山氏が「名前が長いわ!」と一蹴したのが想像できる。とにかくすっきりさせたかったのだろう。

 光山氏は、Facebookのタイムライン上で公募をかけた。そして、かなりの盛り上がりのなか決まったのが、「肉友」。偶然にもシェフの名字からひと文字が入り、肉の力も感じるすばらしい店名に決まった。

 店内は、4名掛けテーブルが4卓。客席からはキッチンがほどよく見え、漂ってくるおいしい香りに次の料理が待ちきれない。

 奥には6名収容可能の個室もあるので、プライベートなパーティにもおすすめだ。

 そして、2016年6月1日、ついにオープンの日を迎える。

 コースは肉中心のものへと刷新。季節により内容が変わる6,500円のコース1本にしぼられた。

 まずは、アミューズが3品。フォアグラトースト、生野菜とハム、そして、豚のしっぽ(すべてメニュー名のまま)。

蒸す、焼く、さまざまに調理された美味肉の宴

 中華風に仕上げた蒸鶏とサラダ。ソースは、酸味と辛味のバランスが絶妙だ。鶏は、チャイナドレスのスリットから覗く太もものようにふっくらと魅力的。

 またしてもプレミアムモルツをお代わり。

 鶏の次は馬ですか。馬肉のレアカツレツは、ちょっと塩をつけるだけで充分。間違いなしのうまさ。キリっと冷えた白ワインを頼まずにいられない。

 豚ロースと焼野菜。もう少し洒落たメニュー名にしてもよさそう(せめてローストポークとか)だが、あえて直球なのも、そしてきざみトリュフがまたまた惜しみなくかかっているこの豪快さも光山スタイル!? ジューシーな豚肉はもちろん、焼き野菜のうまさにも惹かれる。

 子羊背肉が登場。グリーンソースや焼きトマトと合わせていただくと、またひと味違った味わいに。肉、肉、肉、と続いてきたが、飽きることがない。いや、もっと肉が欲しい! 

 そう思っていたところに運ばれてきたのが、牛肉とフリッツ。この日のメインだ。

 肉山でも使われている熊本の赤牛は、阿蘇の広大な草原でのびのびと育った牛。うまい。火入れも抜群。

 そして、さすが本場ベルギー仕込み。外はカリカリ、中はホクホクに揚げられたフリッツ(フライドポテト)がうまい、うますぎる! 

 〆のごはん。この日はそぼろ丼またはシチュー丼を提供。デセールはプリンもしくはチョコレートテリーヌ。

 これで6,500円というのは、破格である。しかも実は住友シェフ、狩猟の腕前もすばらしいそうで、先日は自らが討ち取った熊もテーブルに並んだらしい。

 ということは、冬はジビエも出たりして? と、寒くなる時期が待ち遠しい、ムシムシする初夏の一日なのであった。

肉友(にくとも)
所在地 東京都中央区日本橋本石町3-2-5マレ本石ビ2階
電話番号 03-5203-8040
営業時間 17:00~23:00(L.O. 22:30)
定休日 日曜日(団体様、貸し切りは要相談)
予算 ディナーコース6,500円
[2016年6月訪問]

Keiko Spice(けいこ すぱいす)
東京都生まれ。得意なディスティネーションはハワイと香港。普段は3日に1回のペースで焼肉を中心とした食生活。別名「肉の妖精」。

Keiko Spice

最終更新:7/5(火) 12:01

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