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キーマンに率直に聞いてみた! オリジナル作品に力を注ぐNetflixの日本戦略とは?

CGWORLD.jp 7/6(水) 15:30配信

急速に動画配信サービスへの関心が高まっている。映像作品の質を重要視し、単に作品数を増やすことだけがミッションではない。Netflixのライバルは、全てのエンターテインメントであり、ビール一杯も、Netflixの強力なライバルであると言いきるNetflixの最高インターナショナル・デベロップメント責任者/INTERNATIONAL DEVELOPMENT OFFICERを務める、グレッグ・ピーターズ/Greg Peters氏に、日本市場への取り組みや日本の映像コンテンツ制作者に向けたメッセージを聞いた。

<1>日本独自の展開について

ーーほかの動画配信サービスに比べて、Netflixは日本上陸が遅かったと言われていますが?

Netflix最高インターナショナル・デベロップメント責任者/グレッグ・ピーターズ氏(以下、ピーターズ氏):期待の裏返しということですよね(笑)、がんばってますよ。Netflixは日本市場に大きな期待をしています。われわれは世界中でサービスすることを考え、北米、カナダ、南米、アジア圏では一番最初に日本でサービスを開始し、現在は、中国をのぞく、全世界でサービスを提供しています。どの国でも出来うる限り最速でサービスを開始したつもりです。Netflixとしても目指すところは、グローバルなサービスで、大事なことは、今現在世界中で、配信されているという事実です。

ーーNetflix でしか視聴できない、あるいは初披露がNetflixといったオリジナルコンテンツに力を入れているように感じるのですが、その戦略は?

ピーターズ氏:おっしゃるとおり、Netflixではオリジナルコンテンツに力を注いでいます。それには、いくつかの理由があります。映画など、映像作品のライセンスを取得して配信する方式ですと、世界中の視聴者に同じタイミングで提供するのが難しくなってしまいます。Netflixが権利を持つオリジナルコンテンツであれば、世界中で同じ公開日に配信が可能になるのです。

ーーなるほど。

ピーターズ氏:もうひとつの理由は、世界中の優秀なクリエイターへ、ほかのメディアよりも映像制作のサポートできるということです。まずはクオリティ、制作費、資金的なサポート、技術的なサポート、 4K、HDRのサポートといった点です。

ピーターズ氏:従来のテレビ番組には様々な制約がありました。例えば広告収入の場合は、スポンサーへの気づかいから、実現が難しい企画もありますよね。Netflixは、つくりたい作品がつくれる環境を提供する場なのです。優秀なクリエイターたちには、彼らが伝えたい物語があり、クリエイターたちに良い環境で映像つくりをさせてあげたい。それがNetflixならほかのメディアよりもできるのです。クリエイターがつくりたい作品を提供することができます。また、4KやHDRといった最先端の映像フォーマットを充実させていく、豊富なラインナップを揃えていくのもわれわれの目標です。

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最終更新:7/6(水) 19:01

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