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昆布が採れない富山で発見!? 栄養も豊富な「黒とろろ昆布」

OurAge 7/6(水) 10:05配信

「食生活が欧米化し、肉や加工食品を多くとるようになった現代人の体は酸性に傾きがち。健康な体を維持するためには、弱アルカリ性に保つ必要があるので、アルカリ性食品を意識的に多くとることが大切です。アルカリ性食品といえば野菜ですが、昆布は野菜よりも強いアルカリ性を持っていて、食品中でもトップクラスです」と語るのは、料理研究家の山田玲子さん。

また、昆布は現代人に不足しがちなミネラルの宝庫でもあり、カルシウムは牛乳の7倍。腸内環境を整え、健康維持に欠かせない食物繊維も、大豆の約5倍と豊富に含んでいるそうだ。

「そのほか、昆布に含まれるヨウ素には、適度な摂取によって肌の新陳代謝を活性化させ、健康な髪や爪を作る働きがあると言われています。ビタミンB2も肌荒れ防止に欠かせないビタミンですし、昆布が持つネバネバ成分、フコイダンには胃の粘膜を保護し、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の原因となるピロリ菌を排泄する働きも。腸の免疫細胞を活性化して免疫力アップにつながるということでも注目を集めています」

私たち馴染みのある白っぽい色の「白とろろ昆布」は、昆布の中を削ったもの。しかし富山県では、昆布の表面を削った「黒とろろ昆布」が食べられているそうだ。

「実は、富山県は昆布が採れないのに、消費量は全国でもトップクラスというちょっとユニークな県。国産昆布のほとんどは北海道産なのだそうです」
富山県と昆布との関わりは江戸時代から。北海道から日本海沿岸を南下し、瀬戸内海を回って大阪へと荷を運ぶ「北前船」の寄港地のひとつが富山だった。北海道からは昆布やニシン、サケなどが運ばれ、富山からは米や薬が積み込まれたそうだ。

「その富山で昆布といえば『黒とろろ昆布』。おにぎりにも海苔ではなく、とろろ昆布をつけるのが一般的だそうです。とろろ昆布は、昆布を酢で柔らかくしてから削るため、表面を削った『黒とろろ昆布』のほうが、酸味が強いという特徴があります」
早速、黒とろろ昆布を使ったおすすめレシピを教えてもらった。

フルーツトマトの中をくり抜き、くり抜いた部分と7ミリ角程度に切ったキュウリ、アボカド、さらに黒とろろ昆布を合わせてオリーブオイルをからめる。塩・こしょうで味を調えたら中身をくり抜いたトマトの器に詰めて『トマトの黒とろろサラダ』が完成。見た目も涼しげな一品だ。

「茹でたあと、冷水にはなして冷たくしたうどんに、せん切りにしたみょうがと大葉、黒とろろ昆布、種をとって叩いた梅干しをのせ、冷たいめんつゆと白ごまをかけた『黒とろろの冷やしうどん』も、ムシムシとして食欲がダウンしがちなこの時期に食べやすいさっぱりした味わいです」

おいしくヘルシーな夏に合う一品、作ってみてはいかがだろう。

最終更新:7/6(水) 10:05

OurAge

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