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【テニス】ウィンブルドンで無念の棄権も…錦織圭の逆境に学ぶ姿勢

THE ANSWER 7/6(水) 17:51配信

錦織を襲った異変、ウィンブルドンで2年連続棄権

 ウィンブルドンの男子シングル4回戦で第5シードの錦織圭(日清食品)は第9シードのマリン・チリッチ(クロアチア)と対戦し、左脇腹の故障で途中棄権による敗退を余儀なくされた。8強進出を逃した錦織は怪我を糧に成長することを誓った。

 ドイツのハレで行われた前哨戦のゲリー・ウェバー・オープン初戦のルカ・プイユ(フランス)との一戦で異変は起きた。

「ハレでの初戦で怪我をしてしまったけれど、この2週間で思うように回復できなかった。3回戦後に悪化した。回復できればよかったけれど、コート上での痛みがあまりにも酷すぎた。だから、プレーを続けることができなかった」

 昨年もゲリー・ウェバー・オープン準決勝で故障後に棄権。そして、前哨戦での故障が響きウィンブルドンでは1回戦を突破したが、2回戦を戦うことができなかった。

 今年も前哨戦の故障が響いた。チリッチとの戦いでは第1セットを1-6、第2セットを1-5で落とした。そして、痛みに耐えきることができなかった。

「セカンドセットの前、試合前からすでに考えていた。自分にとって簡単な展開にならないだろうと。100パーセントでプレーはできないとも。そして、マリンも最高のプレーをしていた。全ての面で悪化してきた。本意ではないけれど、棄権するしかなかった」

 苦渋の決断を明らかにした錦織だが、7月25日に開幕するカナダ・トロントでのロジャーズカップでの完全復帰に意欲を燃やしている。

負傷との戦いで高めた経験値「怪我するたびに少し学んでいる」

「どれぐらい回復に時間がかかるか分からない。次の大会のトロントまで十分な回復の時間はあると思う。3週間あると思うので、すぐに良くなると信じたい。自分にとっては素晴らしい大会だった。痛みと戦いながら3回戦を突破できた。

 精神的な状況は楽なものではなかったけど、自分にとってはいいレッスンになったと思う。回復できると思う。夏には大きな大会がやってくるので、回復できることを願っている。またハードに練習して、トロントに備えたい」

 8月にはリオデジャネイロ五輪、そして、全米オープンというメジャー大会が控えている。怪我の苦しみとの戦いで錦織は経験値を積むことができたとプラスに考えている。

「怪我するたびに少し学んでいる。2年連続の故障で本当にがっかりしている。今年はフィジカル的には良好な状況だった。ハレでの故障だけだったので、フィジカル的には向上しているし、強化されている。しっかり怪我を治して、また強くなりたい」

 昨シーズンも故障で2度の棄権を余儀なくされていた。錦織は怪我という試練を乗り越え、一回り大きく成長する決意を示している。

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

最終更新:7/6(水) 18:01

THE ANSWER