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「参加できる可能性は50%」大混乱のアルゼンチン代表がリオ五輪欠場危機

Football ZONE web 7/6(水) 12:10配信

「いまだ参加選手のリストを提出していない」同国五輪会長が激怒

 先日のコパ・アメリカ・センテナリオ決勝戦でPK戦の末に敗れたアルゼンチン代表が大混乱に陥っている。ヘラルド・マルティーノ監督が辞任を表明しただけでなく、「リオデジャネイロ五輪に参加できるかは50パーセントだ」と、アルゼンチンオリンピック委員会の会長が発言している。地元紙「ブエノスアイレス・ヘラルド」が報じている。

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 まず、現地時間8月4日に開幕するリオ五輪まで1カ月を切った現地時間5日に、マルティーノ監督が辞任を表明した。そしてさらに、同日の夜には代表チームの技術スタッフ全員が辞表を提出するという大混乱に陥った。決勝のPK戦で失敗したエースのFWリオネル・メッシが代表引退を宣言し、他の有力選手も追随する構えを見せている中で、チームを率いる監督以下首脳部まで全員が代表チームを離れようとしている。

 さらに、問題はそれだけではないようだ。アルゼンチンはリオ五輪のサッカー競技に予選を突破して出場を決めているが、同国のオリンピック委員会のヘラルド・ウェルテイン会長はチームが参加できない可能性があるとしている。

「アルゼンチン代表が五輪に参加できる可能性は50パーセントだけだ。もう20カ月も全く連絡を寄越してこない状況が続いている。この国にとってサッカーは非常に重要なものであるが、いまだに参加選手のリストを提出していない。本当に恥ずべきことだ」

ディバラら有望株は多いが協会が機能不全

 ユベントスのFWパウロ・ディバラなどアルゼンチンは代表候補としてさまざまな名前を挙げているが、そもそもオリンピックはFIFAの国際Aマッチではなく、理事会でも「クラブに選手を供出する義務はない」との決議がされている。また、資金をめぐる不正や腐敗が横行して正常に機能しない状況でフリオ・グロンドーナ会長が2014年に亡くなり、協会はさらに混乱。先月25日にはFIFAが直接管理に乗り出すことが決まっていた。そうしたさまざまな事情から、選手リストが作成されていない状況にあった。そして、さらに監督までいなくなってしまった。

 リオ五輪本戦ではホンジュラス、ポルトガル、アルジェリアと対戦することが決まっている。手倉森ジャパンとの対戦は最短でも準決勝になるが、その前にアルゼンチンは大会に姿を見せているのだろうか。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:7/6(水) 12:10

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