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今夏も過熱する“クラシコ場外戦” バルサとレアルが狙う次世代スターと宿敵同士による争奪戦の歴史

Football ZONE web 7/6(水) 19:10配信

双方の逆転劇が生んだ“MSN”と“BBC”

 リーガ・エスパニョーラの二大巨頭であるバルセロナとレアル・マドリードは今夏、ポルトガル代表MFアンドレ・ゴメス(バレンシア)、U-23ブラジル代表FWガブリエル・ジェスズの二人を巡って激しいマネーゲームを展開している。過去にも2クラブ間の“クラシコ場外戦”は起きていて、スペイン紙「マルカ」は過去の争奪戦についてプレーバックしている。

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 ここ近年で一番新しいケースはブラジル人DFダニーロだ。サントスからポルトに渡り、将来を嘱望されたサイドバックは2015年1月に両者が獲得を繰り広げた。DFダニエウ・アウベス(ユベントス)の後釜を探していたバルセロナがオファーを出していたが、本人の希望はレアルだったこともあり、白い巨人への入団が決まった。ただ昨季はミスも多く、定位置確保とはなっていない。

 現在バルサの「MSNトリオ」として猛威を振るうブラジル代表FWネイマールとウルグアイ代表FWルイス・スアレスだが、レアルも獲得寸前まで向かっていた。特にネイマールは11年9月17日、レアルのドクターと以前FWクリスティアーノ・ロナウドの代理人が同席する中で、サンパウロでメディカルチェックを受けた。翌年のロンドン五輪後の加入が既定路線と見られていたが、バルサが横取りする形で13年夏に電撃加入した。

 スアレスも当初はレアルが獲得を狙っていた。当時指揮官を務めていたカルロ・アンチェロッティ氏(現バイエルン・ミュンヘン監督)はフランス代表FWカリム・ベンゼマとウェールズ代表FWギャレス・ベイルの連携を重視し、ベンゼマを守るためにスアレス獲得を見送ったという。もしネイマールとともに獲得していたならば「MSNトリオ」「BBCトリオ」のどちらも完成を見なかったことになる。

過去にはベッカムやエジルを巡っての因縁も

 ドイツ代表MFメスト・エジル(現アーセナル)は、10年南アフリカ・ワールドカップでの素晴らしい活躍を見せたことで、レアルが一気に契約交渉を進めて“アシストキング”獲得に成功した。この争奪戦の際に、かつてエジルはお気に入りのクラブはバルセロナと語っていたことも話題になった。

 90年代から00年代にかけてのサッカー界のスーパースターとして君臨した元イングランド代表MFデビッド・ベッカムも両クラブが争奪戦を繰り広げた。バルサはジョアン・ラポルタ氏が会長就任の公約としてベッカム加入を約束したが、当時“銀河系軍団”絶頂期を迎えていたレアルのフロレンティーノ・ペレス会長の剛腕によってベッカムも心変わり。大物を逃した形となったバルサだが、その直後に獲得した元ブラジル代表FWロナウジーニョがクラブ復権のきっかけを作った。

 加入直前まで熾烈な争いを繰り広げる両チームだが、ゴメスとジェスズの獲得競争に際しても土壇場でのどんでん返しが起こるのだろうか。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:7/6(水) 19:52

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