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ロナウドとベイル、2人の巨人擁する“小国”対決の行方は。鍵を握るNo.2の欠場

フットボールチャンネル 7/6(水) 12:56配信

EURO2016準決勝が現地時間の6日に開催される。驚異的な勝負強さを誇るポルトガル代表と躍進するウェールズ代表の一戦は、ともにレアル・マドリーに所属する巨人、クリスティアーノ・ロナウドとガレス・ベイルの対決となった。(文:Keiske Horie)

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1000万人vs300万人の戦い

 EURO2016準決勝で激突するポルトガル代表とウェールズ代表を取り巻く環境は対称的だ。

 ウェールズ代表は今大会最大のサプライズの一つであり、勝ち進むにつれて大きな人気を獲得している。大エースのガレス・ベイルだけでなく3-5-2と特殊な布陣を敷くチームの組織力は目を見張るものがあり、ソリッドで完成度の高いサッカーを展開している。

 ポルトガル代表は終始不安定なパフォーマンスをみせ未だ90分間で一度も勝利していない。それでも、グループステージでは参加国拡大による新ルールによって何とか3位で決勝トーナメントに駒を進め、その後も延長戦とPK戦を制して準決勝まで辿り着いた。

 一方で両国の共通点といえば、どちらも欧州の中では小国であるということだ。

 国家としてはイギリスに属するウェールズは厳密には“国”ではないが、同地域の人口は300万人とみられている。サッカー界では大国のイメージのあるポルトガルも決して人口が多い国ではなく、オランダ、ベルギー、ギリシャといった国々よりも少ない人口1000万人となっている。

 そんな小国といえる両代表だが、ポルトガルはクリスティアーノ・ロナウド、ウェールズはガレス・ベイルというレアル・マドリーの2人の巨人を擁している。両選手の活躍に注目が集まることは必至だ。

鍵を握るNo.2の欠場

 エース同士の対決に注目が集まるが、その他に目を向ければ両チームのNo.2が揃って欠場する見込みであることも見逃せない。

 ポルトガルは今大会驚異的なパフォーマンスを続けている守備の要ペペが負傷で欠場するとみられている。C・ロナウドが波に乗り切れない中、たった一人でピンチを防ぎ続けてきた大黒柱を失うのはあまりにも大きな痛手だ。

 一方でウェールズも背番号10番のMFアーロン・ラムジーが累積警告で欠場する。今大会最多タイとなる4アシストを記録していた数字が語る通り、ウェールズの攻撃に変化を与えていた。こちらも非常に残念な欠場となる。

 それでも、よりダメージが大きいのはポルトガルの方だろう。ここまでチームとしても個々の選手としても低パフォーマンスが続いていたポルトガルにとって、ペペは影のMVPといってもよい存在だった。C・ロナウドの同僚という点でもチームに安定感をもたらしていた彼の不在は致命傷となりえる。

 ラムジーの創造性を失うのは痛いが、代役に予想されているレスター・シティのMFアンドリー・キングは運動量、献身性、組み立ての技術を満遍なく兼ね備えたオールラウンダーで、チームのバランス感覚という視点ではむしろ向上するはずだ。ポルトガル相手によりソリッドな布陣で挑むことになる。

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最終更新:7/6(水) 13:01

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