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進化する25歳、陸上男子200mで日本勢初の五輪決勝進出も

THE ANSWER 7/7(木) 13:34配信

飯塚翔太が日本歴代2位の好タイムで五輪へ、自己ベスト更新の要因とは

 リオデジャネイロ五輪最終選考を兼ねた6月の日本選手権200メートルで、飯塚翔太(ミズノ)が日本歴代2位の20秒11で優勝し、2大会連続の代表入りを決めた。ちょうど1年前の日本選手権200メートル決勝では、右太もも裏を負傷して途中棄権。レース中に足を引きずる痛々しい姿を見せていた。どん底からの再起には、生活習慣と走法の見直しがあった。

「こんなに気を使った1年はなかった」

 飯塚は感慨深げに振り返った。2度と負傷を繰り返さないため、まずは体質改善に取り組んだ。羊や馬など、高たんぱく・低脂肪の肉をメニューを取り入れ、食べる時間も吸収の悪い夜遅くを避けるように心がけた。

 6%前後だった体脂肪率が4%台に落ち、体のキレが増した。「レース後半が楽に走れるようになった。いけると思っていた」と振り返る。

世界でも十分戦える200m、「日本記録を出すまで終われない」

 走り方も改良を加えた。

 体の上下の体重移動を意識し、接地した地面から強い反発を得てスピードにつなげるフォームに変更。冬季の自主トレ期間、ライバルたちからは「今年の飯塚は良い。全然走り方が違う」と驚きの声が上がったほどだった。生活面と競技面を抜本的に改革し、自己ベストを大幅に更新する20秒11で五輪切符をつかんだ。

 200メートルは、選手層から見て世界でも十分戦える種目。日本人がなかなか破れずにいる100メートル公認9秒台の選手は、歴代113人(7月3日現在)いる。一方、200メートルの大台の19秒台は、59人しかいない(同)。飯塚の20秒11は、今季世界ランク10位タイの好記録。リオ五輪でも日本勢初の決勝進出が夢ではない。

 日本記録は末続慎吾が2003年に出した20秒03。体格とダイナミックな走りから「和製ボルト」と呼ばれる25歳の逸材は「日本記録を出すまで終われない」と虎視眈々、日本最速の称号を狙っている。

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

最終更新:7/7(木) 13:34

THE ANSWER

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