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天才ドリブラーの金言 世界で通用する“技”を身につけるために必要なこと

THE ANSWER 7/7(木) 17:00配信

前園氏はいかにしてドリブルを身につけたのか

 サッカーの醍醐味の一つであるドリブル。相手がどんなに組織的に守っていても、チームに天才的なドリブラーがいれば、守備網に綻びを生じさせることができる。ドリブルは個人技を磨く上でも重要な要素であり、育成年代のトレーニングでも懸命に練習する光景が見受けられる。

 日本にも天才ドリブラーとして名を馳せた選手たちがいる。元日本代表の前園真聖氏もその1人だ。1996年アトランタ五輪のアジア予選では神がかり的なテクニックで日本を28年ぶりの本大会出場へと導き、Jリーグ、ブラジル、韓国と渡り歩いた。

 前園氏は自身の体格も考慮した上でドリブルの上達に注力するようになったという。

「僕は身長が170センチしかない。当時、マラドーナというメッシみたいな選手がいた。今みたいにテレビでやっていない時代だったので、ビデオを借りてきて、マラドーナのドリブルを研究して練習した。身長が高いわけではないし、体も強いわけでもない。自分の武器というか自分がこれからやっていく上で、プレーで通用するのは何かを考えて身につけていった」

 では、何かしら特別なトレーニングをやっていたのか。同氏は「今やっている子供たちとそんなに変わらない。ドリブルの練習だけでなく、パスとかシュートとかいろんなプレーを練習した」とした上でこう付け加えた。

上達へのヒントとは?

「自分で考えてトレーニングをすることが大事。言われたことだけやっているだけではうまくならない。より高みを目指すためには、自分で考えてみる。メッシがなんでドリブルがうまいのか、クリスティアーノ・ロナウドが1回しか触らないところ、メッシは3回触っている。なんでメッシは3回触っているのか、どういうボールタッチしているのか、とか。見て学ぶことも大事。

 当時マラドーナを見ていて、どうやったらあんな風に足にボールが吸い付くのかなど、見て学んで自分で考えて練習していた。今は教材がたくさんある。いい選手も多いし、指導者も勉強している。そんな環境の中で、どういったプレーが自分にあっているのか、自分で考えることがとにかく大事です」

 その言葉には上達へのヒントが多分に含まれている。

 練習するだけでなく、達人の技をよく観察すること。自分なりに考え、工夫し、練習に生かすこと。自身、そうやって天才的なドリブルを身につけていった前園氏は、子供たちの成長を見守る指導者や親にもこうメッセージを送る。

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最終更新:7/7(木) 17:00

THE ANSWER

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