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金融株の軟調な値動きが不気味です

会社四季報オンライン 7/7(木) 20:36配信

 日経平均株価は6月24日に1万4864円の安値をつけました。英国の国民投票では、欧州連合(EU)離脱が決定。週末を挟んだことでマーケットはいったん落ち着きを取り戻したようで、日経平均だけでなく、外国為替市場のドル・円相場も目先はリバウンドに転じました。

 株価チャートを見ると、日経平均は下値支持線を割り込んでしまったことでレンジを下に切り下げ、新たな三角保ち合いを形成中です。ただ、参院選を週末10日に控え、日本の株式市場は下がりそうで下がらない展開が続く可能性もありそうです。

 これから株にドル・円が連動するのか、それとも、ドル・円に株が連動するのか……。いずれにせよ、まもなく新しいトレンドが判明することでしょう。円高の進行度合いいかんで、企業の想定為替レートも見直しなどを余儀なくされるのは想像に難くありません。

 前回、金融関連株の売られっぷりにはすごいものがあると指摘しました。6月28日にオリックス <8591> は2月につけた年初来安値を更新し、1210円まで下落。三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> も435円と2月安値割れ直前の水準まで値下がりしました。リバウンド狙いの突っ込み買いを行いましたが、買いを行ったと同時にすぐに利益確定の指し値売り注文を入れておいたので、金融株については6月30日に利益を確定することができました。

 金融株にこだわるのは理由があります。株式相場全般の上昇時には最も早く動き始めることの多いセクターなので年初来安値を更新、もしくは年初来安値に迫る動きになっているのは何かを織り込んでいる可能性も考えられます。リーマンショックのときを思い出しても正直、不気味です。

 実際、「リスクオフ」の状態が強まっているとみられ、米国の10年国債の利回りが低下。「リスクが高い」などと不安視されていたドイツ銀行の株価下落も止まらない状況などを考えると、「何か隠された出来事が潜んでいるのではないのか」とも思ってしまいます。

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最終更新:7/11(月) 15:36

会社四季報オンライン

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