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日本人女性のがん死因1位は「大腸がん」。 大きな原因は、やはり…

OurAge 7/8(金) 19:10配信

近年、女性に増え続けているのが大腸がん。1950年代から2000年くらいまでは、日本人女性のがん死因は胃がんが1位、大腸がんといえば「男性に多い病気」というイメージだった。しかし女性の大腸がん罹患者は年々増加し、2003年以降、女性のがん死因の1位に。この理由を新宿大腸クリニック院長の後藤利夫さんは「かつては家で食物繊維多めの食事を摂ることが多かった女性も、社会進出に伴い、男性のように肉や高脂肪の食事をとることが増えてきたから」ではないかと推察する。

なぜ、肉や高脂肪の食事で大腸がんになりやすいのだろう?
「肉や脂肪分は、腸内の悪玉菌のエサになります。逆に、食物繊維の多い野菜類や発酵食品などは、腸内の善玉菌を増やしますが、これらをあまりとらず、肉や脂肪分の多い食品ばかりとっていると、腸内に悪玉菌が増加します。すると便が腐敗して、有害物質やガスが発生し、この中の物質が、腸の粘膜を傷つけ、大腸ポリープを作ります」

このポリープが大きくなると、大腸がんになるのだそうだ。
「乳児の腸内は善玉菌のビフィズス菌が大多数ですが、加齢とともに減っていき、中高年以降になると悪玉菌が増えていくというデータがあります。ですから、大人の女性は特に、大腸がんには気をつける必要があるのです」

悩む女性が多い「便秘」と、大腸がんは関係しているのだろうか?
「便秘が大腸がんの原因だということは、まだ直接的には証明されていません。ただ、便秘になって、腸内に便が長時間停滞すると、悪玉菌が一気に増えて腸内の便の腐敗が進みます。その結果、有害物質が発生してポリープができやすくなり、大腸がんの原因になりやすいと言えるのです。ですから、食物繊維の少ない食生活や、運動不足、ストレスなどといった便秘を招くような生活習慣は、間接的に大腸がんの原因になると言うことができます」

大腸がんの原因となるポリープは、大腸粘膜にできるイボ状の突起。これが必ずがんに進んでいくそう。
「大腸ポリープの多くは良性ですが、放っておくと大きくなり、徐々に前がん状態にと進行します。直径が2センチ以上の場合は、がんに発展している可能性が高いとされています」

最終更新:7/8(金) 19:10

OurAge