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“将軍”に並ぶ2発を決めたグリーズマン EURO決勝進出は「グループのおかげ」と団結を強調

Football ZONE web 7/8(金) 8:10配信

準決勝でドイツを2-0と粉砕! 殊勲のエースはサブ組への感謝を語る

 欧州選手権(EURO)準決勝ドイツ戦で2ゴールを挙げ、ホスト国フランスを決勝に導いたFWアントワーヌ・グリーズマン(アトレチコ・マドリード)は、「この勝利はグループによるものだ」と団結を強調している。試合後にフランス紙「レキップ」に、喜びのコメントを語っている。

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「この勝利はグループによるものだ。何よりも、ここまで試合に出る機会が与えられていない選手も含めた全体のものだよ。彼らが素晴らしいからこそ、僕らピッチに立つ選手はベストを尽くして全力を出せるんだ。この決勝進出はグループのおかげであると言えるだろうね。この状態を日曜日(決勝戦当日)まで維持したいよ」

 グリーズマンは、ここまでの大会6試合を戦ってきた23人の団結を強調した。このゲームでは、準々決勝を出場停止で欠場したDFアディル・ラミ(セビージャ)とMFエンゴロ・カンテ(レスター・シティ)をベンチスタートにしたまま、メンバーを変えずに臨んだ。そうした入れ替えが発生しても揺らぐことのない信頼関係が、チーム内にあるという。そして、試合に出ている選手たちを支えるリザーブメンバーへの感謝を繰り返した。

 この日のグリーズマンは、「最もプレーしやすい」と自身が語る4-2-3-1のトップ下、FWオリビエ・ジルー(アーセナル)と縦関係の2トップにも見えるようなポジションでプレーした。ドイツ代表MFバスティアン・シュバインシュタイガーにスペースを消されて苦慮したが、前半アディショナルタイムには自身が蹴ったストレート系の速い右CKから、シュバインシュタイガーのハンドを誘いPKを得た。そして、キッカーとしてペナルティースポットに向かった。

「今回のPKは“あの時”より難しかった。なにしろ“あの時”に失敗してしまっていたからね」

大一番で見せつけた非凡な得点感覚

 グリーズマンの語る“あの時”とは、今年5月のUEFAチャンピオンズリーグ決勝のレアル・マドリード戦だ。1点ビハインドの状態で迎えたPKのチャンスに、グリーズマンはキックを失敗。その後に味方が同点に追いついたものの、それ以来となるPKキッカーの重責に大きなプレッシャーを感じていた。しかし、落ち着いた助走から放った左足のキックは世界最高のGKとの呼び声も高いマヌエル・ノイアーの逆を突きゴール左に決まった。

 そして、後半には非凡な得点感覚も見せつけた。同27分、ペナルティーエリア内でボールを奪ったフランスは、左サイドのMFポール・ポグバに展開。ポグバは華麗な足技で突破してクロスを上げたが、ノイアーにパンチングで弾かれた。しかし、そのボールの先で最も早く反応したのはグリーズマンだった。左足のつま先か足の裏かというところでボールにコンタクトすると、足を広げてコースを消しにかかるノイアーの股下を抜いてゴール。押し込まれる苦しい展開のなかで、2-0とリードを広げる値千金の一撃となった。

 この日の2ゴールで、グリーズマンは大会通算6得点とした。得点ランキングで2位タイの選手たちを3ゴール引き離して独走状態にある。そして、1大会だけでの通算6ゴールは、1984年に同じく地元開催だった当時のフランス代表で“将軍”と呼ばれたMFミシェル・プラティニが記録して以来、史上2人目の快挙となった。

「プラティニは僕にとって目標であるからすごく嬉しいことだけど、まだまだ遠く及ばないよ。いつの日か肩を並べられたらいいね」

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最終更新:7/8(金) 8:21

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