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似て非なる2人の“銀河系エース” 恩師が語るC・ロナウドとベイルのクオリティーの違いとは

Football ZONE web 7/8(金) 15:48配信

元レアル指揮官のアンチェロッティ氏が、二大スターのプレースタイルを英紙で分析

 欧州選手権(EURO)準決勝ポルトガル対ウェールズでは、レアル・マドリードのFWクリスティアーノ・ロナウドとFWギャレス・ベイルとの“銀河系対決”が実現した。かつてレアルを率いたカルロ・アンチェロッティ氏(現バイエルン・ミュンヘン監督)も注目していた模様で、英紙「デイリー・テレグラフ」に手記を寄せて「ふたりは似ている部分はあるが、異なるタイプの選手だ」と分析している。

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 アンチェロッティ氏は2013年夏にレアルの指揮官に就任すると、ベイル、ロナウド、元フランス代表FWカリム・ベンゼマの「BBCトリオ」を形成し、そのシーズンにUEFAチャンピオンズリーグ制覇を成し遂げた。「2人の青年は、私がマドリードを率いた2年間で汗をかいてくれた。すべての偉大な選手が競争相手だった」と回想するアンチェロッティ氏だが、ふたりのプレースタイルについてはこのように語っている。

「ふたりは似ている部分はあるが、異なるタイプの選手だ。マドリードではクリスティアーノが左サイド、ギャレスが右サイドでプレーした。なぜなら、それがチームにとって一番機能する方法だったからだ。ギャレスは3トップのどのポジションでもプレーできるが、クリスティアーノは左でプレーしたがる。なぜなら、彼はその位置がベストだと感じていたからだ」

 確かにベイルは万能型、ロナウドは左サイドを疾走するイメージが強い。数々のビッグクラブを率いた名将は、その理由をこう説明する。

名将に伝えていたベイルの“予言”

「もしクリスティアーノが中央に入ってきた場合、多くの時間ゴールに背を向けてプレーせざるを得なくなる。だから前を向ける左でプレーしたいのだ。彼自身『ゴールに視野を向けてプレーしたいんだ』と私に伝えたことがあった。だからクリスティアーノは、ボールを受けられて、ディフェンダーとのラン勝負に持ち込める左を好むのだ。一方でギャレスは、サイドだけで得点を狙うタイプではなく、より順応性が高い」

 また、アンチェロッティ氏はベイルから「EURO2016はウェールズにとってビッグトーナメントになるんだ」と語られていたことも明かした。ベイルもポルトガル戦こそ不発に終わったものの、ロングレンジからの強烈な無回転ミドルなどで見せ場を作った。ロナウドの決勝点は左サイドからの突破ではなくセットプレーからのヘディングだったが、ゴールを視野に入れた時の決定力はさすがだった。

 名将が認めたふたりのエースは、新シーズンには再びレアルで「BBCトリオ」を形成する。12月に日本で行われるクラブ・ワールドカップを含めて、そのプレースタイルの違いで得点を量産するはずだ。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:7/8(金) 15:48

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