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「5日」、「水曜」、「仏滅」! 企業にとって「13日の金曜日」よりヤバイ日が判明

HARBOR BUSINESS Online 7/9(土) 9:10配信

 東京商工リサーチは7月6日、2000年以降に倒産した23万社のデータを解析、その結果ある意外な共通点が浮かび上がったと発表した。

 もちろん、倒産自体は景気動向や支援政策、個別企業の事情に左右される。しかし、倒産企業のデータを分析すると、「5日」、「水曜」、「仏滅」に偏り、気温が快適なお天気ほど倒産が多いことがわかったというのだ……。

◆雨が降るけど、気温は快適なほうが増える倒産

 気象庁の気象データ(降水量、降雪、平均気温)と倒産の平均発生件数(倒産件数/日数、以下1日平均)をクロス集計で分析したところによれば、降水量別では、「降水量なし」は1日平均37.9件だった。これを基準にすると「10mm未満」は38.3件に増加、「50mm以上」は41.6件にまで跳ね上がっており、量が増えるほど倒産発生率は高まるという結果になったという。

 一方、雪の日は「なし」は1日平均38.2件だったが、「あり」は35.2件と減少し、雪の日は倒産が少なかった。

 気温別では、最多は「10°C以上20°C未満」の1日平均38.6件で、快適な過ごしやすい日に倒産が増える傾向が見られたという。一方、「5°C未満」は32.6件、「30°C以上」は36.4件だった。

 倒産は雪が降るような寒い日は少ないが、快適な気温で増え、雨が多いほど増える傾向がみられた。

◆「5日」がヤバイ理由

 倒産した22万8787社の倒産発生日(倒産日)は、「5日」が最も多かった。次いで、10日、6日、7日、4日と、上位5位までが月初に集中した。

 これは月末に手形が不渡りとなり、土日をはさみ3営業日目に銀行取引停止処分を受けた企業が多かったことが主因とみられるそうだ。

 ただ、手形取引はこの20年で急激に減少し、法的手続きが増加している。このため今後の倒産日は若干前倒しされる可能性もあるが、決済日の五十日(ごとおび、5日や10日など)は依然として多く、月初に集中する傾向は変わらないだろうとしている。

◆「水曜日」と「仏滅」は要注意

 倒産発生の曜日別では、「水曜日」が最も多かったという。一方、土曜日、日曜日は非常に少なかった。

 暦の中で最も有名な暦注の六曜では、「仏滅」が最も多かった。次いで、「赤口」が入り、幸せを連想させる「大安」は3番目に多く、ご利益はあまりなさそうだ。一方、最少は「友引」だった。

 この辺の因果関係は分析されていないが、大安も意外と多いことを考えると、六曜はあまり関係ないのかもしれない。

◆倒産件数が平均の3倍以上の「最悪条件」

 倒産発生日で「5日」、「水曜」、「仏滅」の3つの悪条件が重なったのは、2000年1月以降、2002年6月5日、2003年3月5日、2006年4月5日、2008年3月5日の4回あった。

 これらの日の倒産件数は、いずれもその年の1日当たりの平均件数を3倍以上も上回り、「最大級のアンラッキーデー」だったという。

 同社はリポートの中で「やはり悪条件がこれほど重なると、目に見えないパワーが蓄積されるのかも知れない」とコメントをしている。確かにここまで明確な差がでると、そう思えてしまう……。

 なお、倒産発生日が「13日の金曜日」は合計29日あったが、倒産件数が100件を上回ったのは20007年4月13日(101件)だけ。同年の1日当たり平均件数は38.6件で、3倍に届かなかったという。

 果たしてこの結果が海外ではどうなるのか気になるところだが、なかなかおもしろいリポートだと言えよう。

参照:東京商工リサーチ

<文/HBO取材班>

ハーバー・ビジネス・オンライン

最終更新:7/9(土) 9:10

HARBOR BUSINESS Online