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“独自性”に注目!? 「優秀なFP」の見極め方

R25 7/10(日) 7:00配信

30歳を機に、結婚や子育て、老後を含めた資産運用を考え始める人も多い。資産運用や税制、不動産などを管理する際に、力強いサポーターとなってくれるのがファイナンシャル・プランナー(以下、FP)だ。自らの“顧問”としてサポートしてもらったり、自分のお金の使い方に関する“提案”をもらったりと、様々なサービスがあるが、FPの数はかなりのもの…。一体どの人を選べばいいのだろうか?

近年のFPによる「机上論」に警鐘を鳴らしているFPコンサルオフィス代表の宮崎貴裕さんに、優秀なFPの見極め方を教えてもらった。

「まず覚えておいてほしいのは、最初に見つけたFPにすぐ依頼しないこと。複数のFPの情報を集め、人となりや仕事内容を比較することが重要です。『FPに相談する=自分のお金を託す』ことを意味します。信頼に値する人を見つける努力が必要になります」

すぐに見つけられるほど甘くはないということか…。では、比較するうえで、どこに重きを置けばいいのだろう。

「重視すべきは“資格”ではなく、“実務経験”があるかどうか。ベストなお金の管理方法は、職業や家庭環境によって1人ひとり異なります。FPがそれぞれに対応するためには、経験を積み、対応力を身につけることが必要。資格を取っただけでは、最善のプランを提案できないんです。経験値を判断するには、FPがホームページやブログ、インタビュー記事などで発信している情報をチェックしましょう」

FPの資格には、国家検定であるFP技能士3~1級のほか、日本FP協会が認定するAFP認定者、上級資格であるCFP認定者がある。もちろん資格は知識や一定の技能を保証するものだが、実力の有無は“経験”と“実績”を見るしかない。

「他のFPと同じことしか言っていない人は、あまりオススメできません。たとえば、老後の資産形成として積立投資(ドル・コスト平均法)を勧める話が定番のようになっており、あたかも誰でもそれでうまくいくかのように説明されていることがあります。しかし、当然ですが全員がうまくいくことはありませんし、全員にそれが必要なわけでもありません。『○%で○年複利運用すれば○万円になる』など、そもそも説明自体が誤認させる内容になっていることも多いです」

不安を煽って投資に向かせる情報を発信するFPも、疑うべきだそう。特に今世間を騒がせている「インフレ」。そもそもインフレになれば物価とともに給料も上昇するため、生活に困ることはないはず。しかし、最近は「インフレで物価が上昇する半面、貨幣価値は下がるため、今のうちの投資が必要」と話すFPも少なくないという。しかし、運用したからといって必ず難を逃れられるわけではなく、投資による手数料率がインフレ率を上回るという本末転倒のケースもあるとのこと。

「FPとは依頼者に合ったプランを提案する仕事で、投資を勧める仕事ではありません。巷で紹介されている金融情報を検証する、間違いを指摘するなど、情報に独自性があれば、それだけ経験が豊富と考えていいでしょう」

転じて、雑誌やネットの記事と同じような話だけを展開するFPは、実務経験が少ないと考えられるそう。ネットだけで判断することが難しい場合、金融関連セミナーや講演会に参加して、直接話を聞くことも有効だ。

なお、周辺情報だけで見極めることが難しい場合は、実際に会ってから判断することも必要だという。

「優秀なFPの共通点は、依頼者の話を聞く能力があること。当たり前のように感じますが、なかには話もそこそこにマニュアル的にプランを提案してくるFPもいます。それでは依頼者に合ったプランではない可能性が高いです。何に困っていて、お金をどう管理したいのか、要望をしっかり聞き出してくれる人に出会えたら、信頼していいと思います」

せっかく頼るのだから、自分にとって最も得になる方法を提案してほしい。発信している情報を見比べながら、無料相談会などを活用して、人生を託せるFPを探すとよいだろう。
(有竹亮介/verb)
(R25編集部)

※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびR25から一部抜粋したものです
※一部のコラムを除き、R25では図・表・写真付きのコラムを掲載しております

最終更新:7/11(月) 17:51

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