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【新体操】五輪出場1枠を争った2選手の絆 ライバルの思い背負ってリオへ

THE ANSWER 7/10(日) 8:58配信

個人で五輪代表となった皆川夏穂

 リオデジャネイロ五輪新体操の女子個人で、初出場の皆川夏穂(イオン)が8位入賞に挑む。

 昨年の世界選手権15位で五輪出場枠を獲得し、早川さくら(イオン)との一騎打ちを制して代表内定。「日本一厳しい」選考レースにも自分の演技を貫き「代表として五輪に臨む自覚も出てきた。最大限に楽しんで、強い気持ちでやりきりたい」とリオでの最高の演技を思い描いている。

 “残酷”なリオへの道のりだった。15年シュツットガルト世界選手権で、日本勢が獲得した個人の出場枠は1。日本協会は、実力が拮抗する皆川と早川を競わせて、代表を決定する方針を打ち出した。

 選考4大会を設定し、各大会上位に立った選手に「1勝」を与え、2勝2敗ならば枠を獲得した皆川を代表にするというルールだった。結果的に皆川が選考3大会目で2勝を挙げ、最終戦を待たずに内定した。

過酷な生活を乗り越えてきた2選手

 ただのライバルではない。皆川と早川は、3年前からロシアを拠点に練習。同じ部屋で寝食をともにする仲で、慣れない異国での新体操漬けの生活を励まし合って乗り越えてきた。

 ロシア語を一緒に勉強したり、ドラマや映画をタブレット端末で見たり。深い絆で結ばれた2人だからこそ、落選した早川も「結果的には悔しいけど、ライバル意識はあまりなかった。リオは夏穂ちゃんに頑張って欲しい」と後押しした。

 新体操個人総合は、2000年シドニー五輪からロシア勢が4連覇中。ウクライナやベラルーシにも有力選手がおり、皆川には多くの強敵が立ちはだかる。

「さくらちゃんも五輪に出たい気持ちは一緒。2人で一緒にやっているような気持ちで演技ができればいい」と皆川はほほ笑む。2人分の力と思いを込め、リオで優雅な舞を披露する。

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

最終更新:7/10(日) 8:58

THE ANSWER