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リオ五輪で日本のお家芸復活なるか 男女マラソン躍進のカギは?

THE ANSWER 7/11(月) 12:14配信

最もメダルに近いのは女子? 福士「私は金メダルが欲しい」

 リオデジャネイロ五輪男女マラソン6選手では、女子は選考ルールの透明性をめぐって物議をかもした大阪国際女子優勝の福士加代子(ワコール)が順当に代表入り。男子も佐々木悟(旭化成)らが選出された。日本陸連の尾縣貢専務理事は「十分世界で戦える選手を選んだ」と自信を見せたが、リオ本大会での躍進は期待できるのだろうか――。

 男女でよりメダルに近いのは、福士擁する女子で間違いない。

 大阪国際女子でマークした2時間22分17秒は、16年の世界ランクで第5位(3月18日時点)だ。マラカナン地区のサンボドロモ発着で設定されたマラソンコースは、試走を済ませた伊藤舞(大塚製薬)が「平坦でアップダウンが少なかった」と語っている。スピード勝負が予想されるだけに、過去五輪3大会でトラック種目(5000メートル、1万メートル)に出場してきた福士の速さが十分生きそうだ。

 もう1つの要素が暑熱対策。本大会が開かれる8月のリオは、平均気温25度前後。最高で30度を超える日もあり、過酷な暑熱レースとなる。

エース不在の男子、現実的な目標は…

 福士は13年世界陸上モスクワ大会で気温30度超の中、銅メダルに輝いた経験がある。大阪国際女子の後、「リオ決定だべ!。リオで金メダルをとりたい」と即座に言った。3月17日に選出をうけて「私は金メダルが欲しい」と重ねた。実績に裏打ちされた福士の言葉は、決して大言壮語ではない。

 一方、絶対的なエースが不在の男子は、8位以内に食い込むのが現実目標だろう。

「メダルや入賞を狙える目安」となる2時間6分30秒の日本陸連設定記録を破った選手はゼロ。選考会で最もタイムが良かった佐々木も、2時間8分56秒だった。選考レースと違って五輪はペースメーカーがつかず、後半どのタイミングで海外勢がスパートをかけてくるか読みづらい。「後半の急激なペースアップに対応できる体作りが1番の課題」と佐々木自身も理解している。

 男子は92年バルセロナ五輪銀メダルの森下広一、女子も04年アテネ五輪金メダルの野口みずき以来、ともに表彰台から遠ざかったままになっている。お家芸復活へ、大きな期待を背負って6人は1か月後のスタートラインに立つ。

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

最終更新:7/11(月) 18:57

THE ANSWER