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【G大阪】長谷川イズムが復活! 阿部と大森が躍動し、丹羽も手応え「三冠時の感じ」

SOCCER DIGEST Web 7/11(月) 7:30配信

「優勝した時の守備の仕方に似ていて、中盤が献身的に追ってくれる」(丹羽)

 三冠を達成した14年の感じに近づいている。この流れを継続していきたい――。
 
 第2ステージ2節の仙台戦を終えて、そう語ったのはCBの丹羽大輝だ。前節には第1ステージ王者の鹿島に3-1と勝利し、仙台戦もGKのミスによる1失点のみ。第2ステージに入ってから、守備は一定の強度を保っている。
 
“三冠時”が戻りつつある要因のひとつが、阿部浩之と大森晃太郎の貢献だ。丹羽は「目に見えて分かる彼らの二度追い、三度追いは、本当に助かる」と称賛を惜しまない。
 
「優勝した時の守備の仕方に似ていて、中盤が献身的に追ってくれるので、僕らは狙いを定められるし、ラインも上げられる。そのへんは阿部や晃太郎、今ちゃん(今野)、(倉田)秋も頑張っていた。まだできるシーンはあると思うので、アデにも要求したい」
 
 宇佐美も左サイドハーフで守備の役割はこなしていた。ただし、それは攻撃に支障が出ない範囲で、だ。代わりに入った大森は、もともと運動量がストロングポイントであり、常に全力疾走。右の阿部とともに献身的なアップダウンを繰り返し、守備を助けている。
 
 実際、仙台戦の後半には、大森の隠れた好プレーがあった。53分、右サイドから崩されてピンチを迎えたなか、左サイドから長い距離を猛然とダッシュし、右サイド近くまで寄せたのが大森だった。結果的に、その流れで与えたCKから失点したが、大森の守備意識が光った場面のひとつと言える。
 
 両サイドハーフの守備と連動し、最終ラインのラインコントロールも改善が見られた。「(最終)ラインを上げて、コンパクトにするのを意識していた」という丹羽は、「湘南戦、名古屋戦はラインが下がって、(ボールホルダーに寄せに)行けず、間延びしてシュートを打たれる場面があった。それだけは避けようと、今日の試合では上手くできた」と語る。
 

長谷川イズムが戻り始めたなか、連勝スタートは“二度目の三冠達成”の序章となるか。

 最終ラインの小まめな上下動が奏功し、着実に「三冠を達成した14年」に近づいている。仙台戦後、守備陣を統率する丹羽は「前半戦の教訓を活かして修正できているので、僕としては手応えのある試合だった」と充実感を漂わせ、改善したポイントを明かす。
 
「裏を取られても、僕ら(守備陣)の責任というぐらいの感じで、前がプレッシャーに行きやすいように、1メートルでも2メートルでもこまめに上げている。それにより、相手にちょっとでも窮屈な状況を作って、中盤がプレッシャーに行きやすくしている」
 
 そして、「修正しながら内容が良くなって、勝っている」と続け、「(長谷川)健太さんの目指しているサッカー」への手応えを口にした。
 
「もちろん、相手に押し込まれる時間もある。ただ理想としては、高い位置からボールを奪いに行き、(コースを)制限し、相手にボールを蹴らせたり、中盤で引っかける。それが健太さんの目指しているサッカー。(ボールを)取れる回数をもっと増やし、主導権を握れれば、夏場はだいぶ楽になると思う」
 
 長谷川イズムが復活の気配を見せるとともに、G大阪は三冠を達成した盤石の強さを取り戻しつつある。14年は夏場から上昇気流に乗り、10年ぶりのリーグ7連勝を飾ると、11月に天皇杯優勝。12月には9年ぶりのリーグ制覇、天皇杯優勝と最後まで好調をキープした。
 
 果たして、第2ステージの連勝スタートは、“二度目の三冠達成”の序章となるか。
 
 
取材・文:大木勇(サッカーダイジェスト編集部)
 
 

最終更新:7/11(月) 7:30

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