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「リオ世代最多出場」関根が五輪代表から落選。今年、国内招集なし。原口に続く選考の“理不尽”と“妥当性”について考える

SOCCER DIGEST Web 7/11(月) 12:22配信

浦和で2年連続レギュラーとして上位を争い、アジア王者撃破も演出。しかし今年、手倉森ジャパンには海外遠征1回しか招集されず――。

 浦和のMF関根貴大がリオ・デ・ジャネイロ五輪の日本代表メンバーから外れた。
 
 リオ五輪世代にあたる23歳(1993年生まれ)以下の日本人アタッカーのなかで、今季のプロ公式戦で最多の出場時間を記録しているのが関根だ。しかもJ1の上位争いとアジア最高峰のACLというハイレベルで、コンスタントにピッチに立ってきた。
 
 この2年間はU-19日本代表の活動や、JリーグとACLの過密日程もあり、手倉森ジャパンに招集された機会は限られた。最初は昨年10月の九州合宿。続いて12月のカタール遠征。

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 そして今年は3月のポルトガル遠征のみ。Jリーグ2ステージ制の弊害とも言える超過密日程により、その後の静岡合宿、親善試合のガーナ戦、トゥーロン国際大会と、いずれも未招集だった。国内の合宿や試合には呼ばれずにいた。
 
 それだけに、リオ五輪の最終登録メンバー発表直前に組まれたメンバーの最終選考の意味合いの濃かった6月29日の南アフリカとの強化試合に、関根は選出されるはずだと予想された。この世代である意味一番の経験を積んできた浦和のウイングが、どのように成長しているのか、手倉森監督に直接見せる機会がほとんどなかったのだから。
 
 だからリオ五輪代表メンバー発表時より、南アフリカ戦のメンバーから関根が外れた時のほうが、驚きは大きかった。その結果、リオ五輪代表メンバーからは必然的に“落選”した。
 
 もちろんリオ五輪代表メンバー18人の陣容に、いささかの不満も文句もない。アジア最終予選のメンバーに、その時負傷していた中村航輔とオーバーエイジ3人が加わった。ロンドン五輪世代以上に、もしかすると、A代表に定着していくかもしれない――。そんな期待を抱かせてくれる、武骨で可能性のあるメンバーが揃った。



 ただ、ひとつ不憫でならない。それは関根に「ラストチャンス」が与えられなかったことだ。それは南アフリカ戦直前の試合でゴールを決めていた鎌田大地や金森健志にも言えることかもしれない。
 

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最終更新:7/11(月) 17:17

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