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【ポルトガル 1-0 フランス|採点&寸評】メジャー大会初戴冠のポルトガルは軒並み高評価! MOMは好セーブ連発のルイ・パトリシオ

SOCCER DIGEST Web 7/11(月) 9:27配信

新陳代謝を図り、2年後のW杯も見据えた采配。

【ポルトガル/チーム&監督 採点&寸評】
チーム 7.5
立ち上がりから積極的に仕掛けてきた開催国の攻勢によく耐え、C・ロナウドの負傷退場というアクシデントも乗り越えた。敵の組み立てに対して2列目から前がよく圧力を掛け、機能性の高い守備ブロックを形成し、その上で逆襲のチャンスを窺った。
 
ポストに救われた後半アディショナルタイムの一瞬を別にすれば守備は堅く、セットプレーを除けば決定機が皆無に近かった攻撃はワンチャンスを物にした。決勝を含めた3試合が延長にもつれ、PK戦での決着を引き分けとカウントすれば7戦3勝4分けと綱渡りの戴冠となったが、献身的な全員守備は試合を重ねながら強度を増し、ワールドカップを合わせた国際主要大会で初めて頂点を極めてみせた。

フランスを優勝から遠ざけた“世紀の誤審”とは


監督 フェルナンド・サントス監督 7.5
PK戦を視野に入れつつ、消耗戦に持ち込むという展開は、事前に想定していた通りか。大きな違いを作り出す可能性を垣間見せていたサンチェスを早めに外すという是非を問われかねない策が当たり、代わりに投入したエデルが値千金の決勝ゴール。
 
大会直前の怪我によりB・シウバ、ダニー、チアゴ、コエントランと少なからぬ主力を欠き、決勝はC・ロナウドの怪我という大きな誤算に見舞われながら、ポルトガルを国際主要大会初優勝という結果に導いた功績は特大だ。サンチェス、マリオ、アドリエンなど決勝に先発した11人中6人は、自身がA代表にデビューさせた選手。陣容の若返りと新陳代謝を進め、2年後のワールドカップにも道を繋げている。
 
【ポルトガル/選手採点&寸評】
GK
☆MAN OF THE MATCH
1 ルイ・パトリシオ 7.5
好判断と好反応で、C・ロナウドという大黒柱を失ったポルトガルの崩壊を食い止めた。10分にはクロスに頭で合わせたグリエーズマンの決定機を左手1本で阻止し、34分にはシッソコの、75分にはジルーの近距離弾を止め、84分にはシッソコの強烈なミドルをセーブしてみせた。決勝トーナメント4試合はわずか1失点という堅守を最後尾で支え、ファイナルでは今大会4試合目のクリーンシートを達成。
 
DF
3 ペペ 7
試合後嘔吐するまで戦い抜き、水際で敵の侵攻を食い止める防波堤となった。コンディション不良で欠場を余儀なくされた準決勝を挟んで戦列に復帰。3失点を喫したハンガリー戦を除けば、延長までもつれた3試合を含めて6試合で2失点という堅守を支える太い柱となった。
 
4 ジョゼ・フォンテ 7
身体を張った最後まで諦めない粘り強いディフェンスを、この日も続けた。30歳にしてA代表デビューという遅咲きのCBは、決勝トーナメントの4試合で先発を任されると、準決勝ではペペの不在を感じさせず、先入観にとらわれない登用に踏み切ったF・サントス監督に恩を返す。
 
5 ラファエウ・ゲレイロ 7
対角のセドリクと同様、タッチライン際で上下動を繰り返し、最終ラインの一員として穴を作らずに攻撃に厚みをもたらした。108分にはキッカーとして、クロスバー直撃の惜しい直接FKも。今大会はコンディション不良で2試合を欠場しながら、ピッチに立てば躍動感のあるプレーを披露しつづけた。
 
21 セドリク・ソアレス 7
1対1の守備対応でパイエやポグバと互角に渡り合い、攻撃時はコンスタントに幅と奥行きを作り出す。この日の最終ラインではフォンテ、ゲレイロと同様に、現政権下でA代表入りが実現したひとり。引き立ててくれたF・サントス監督の登用に応えてみせた。
 
※MAN OF THE MATCH=この試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

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最終更新:7/11(月) 18:39

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