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リオ、今度は「悪夢の耐性菌」検出 五輪不安広がる

R25 7/12(火) 7:00配信

CNNは7月6日、ブラジルの研究チームが、多くの抗生剤に強い耐性をもつ「スーパー耐性菌」が、リオデジャネイロの五輪会場付近や観光ビーチで検出されたことを明らかにしたと報じた。ネットでは、以前から問題視されていたジカ熱や治安の悪さなども含め、不安の声が広がっている。

記事によれば、2013~2014年の1年間に5カ所のビーチで採取した海水から、耐性菌の「カルバペネム耐性腸内細菌科細菌(CRE)」が検出されたと、研究チームを率いるレナータ・ピカオ氏が証言。

一見、過去のデータのように思えるが、現在も市内の衛生設備が整っていないことから、耐性菌の値に変化はないとピカオ氏は推測している。CNNの取材に対し、「病院の下水が市の下水と混じってグアナバラ湾や河川に流れ込み、ビーチに到達した」「海で泳いだりした場合に耐性菌が及ぼす影響を調べる予定」と解説している。スーパー耐性菌は、セーリング競技で使用されるフラメンゴとボタフォゴのビーチで検出され、観光客に人気のレブロンやイパネマのビーチでも陽性反応が出たという。

こうした状況にTwitterでは、

「治安も含めて色々怖すぎだろ」
「ジカ熱、耐性菌、治安悪…オリンピックのお土産も恐いよね?」
「開催して大丈夫なの?治安が悪い。衛生環境(ジカ熱)が酷い。財政難。色んな意味で・・・」

と五輪開催を不安視する声が相次いでいる。さらに、

「そりゃ辞退したくもなるわ」
「ゴルフの松山が辞退したのは良い判断だったと思うよ。こんなん病気もらいに行くようなもんやん」

と、先日の男子プロゴルフの松山秀樹(24歳)のリオ五輪の辞退を引き合いに出し、辞退に賛同する意見も見られた。

今回、検出された耐性菌「CRE」は、米国疾病対策予防センター(CDC)が、「悪夢の耐性菌」と称して、感染症の専門家集団が警告を発しているものだ。最近では、そんなスーパー耐性菌に唯一効果を示すといわれる抗生物質「コリスチン」さえも効かない、あらゆる既存の薬に耐性を持つタイプも確認されているという。

なお、耐性菌への不安が残るが、現時点でピカオ氏も五輪組織委員会も、「危険性がはっきりしない」としてセーリング会場の変更は勧告していないとのこと。五輪開催まで1カ月を切っているだけに、果たしてこの事態にどう対処するのか、開催国としての手腕が問われているといえそうだ。

(山中一生)
(R25編集部)

※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびR25から一部抜粋したものです
※一部のコラムを除き、R25では図・表・写真付きのコラムを掲載しております

最終更新:7/12(火) 7:00

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