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新型ミュルザンヌを試乗──ベントレーはオウナーが運転するクルマなのだ

GQ JAPAN 7/12(火) 21:31配信

ベントレーの旗艦モデル「ミュルザンヌ」がリファインされ、2017年モデルとして登場した。試乗会の舞台となったのは初夏のオーストリア。スタンダードモデルのミュルザンヌと、そのスポーツバージョンであるミュルザンヌ スピードの2台をテストした。

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19人乗りの双発のプロペラ機がインスブルック空港に到着すると、空港滑走路の駐機場の近くに新型ミュルザンヌが10台ほど並んで待っていた。おおおおっ!なんてVIP待遇なんだァと感激しながら、新型ミュルザンヌの後席に乗り込む。これからホテルまでショーファードリブンで運ばれる。なんてVIP待遇なんだァ!

後席を覗くと、とびきり高級なウッドとレザーであつらえられた特別な空間が広がっている。おおおおっ!メチャクチャ足元が広い。シートは飛行機のビジネスかファーストクラスみたいに足を伸ばせるようになっている。今回初登場したエクステンデッド・ホイールベース(EWB)に筆者は当たったのだ。

粛々と走る新型ミュルザンヌEWBのリアの長い長いサイドウィンドウから景色を眺めていると、おのずと黒いカーテンが付いていることに気づく。カーテンは窓ガラスの開閉スイッチを押し続けると開いたり閉じたりする。天井にはリアの住人のためのガラスサンルーフが付いている。カーテンがスーッと閉じると室内は暗くなる。後ろの窓にもカーテンが付いていて、これもスイッチひとつで開閉できる。ますます暗くなる。

白昼、インスブルック空港からドイツ側へと向かうミュルザンヌEWBの後席住人たちはアルプスの景色を眺めることもなく、何をしているのであるか……。隣に座っているのは見知らぬ外国人の同性であったけれど、ちょっとドキドキした。カーテンを開けると明るくなって、ふと我に返った。

運転席と助手席のシートバックには持ち歩けそうにはないサイズ、正確には10.2インチの液晶スクリーンが隠されていて、これまたスイッチひとつでスーッと現れたり消えたりする。

左右分離した後席の間のバルクヘッドには冷蔵庫があって、冷えたシャンパーニュ……じゃないのは残念でしたが、よく冷えた水のペットボトルが2本積んであった。グラスも置いてある。取り出すと、底にベントレーの星形ホイールのスポークが刻まれている。岡本太郎なら間違いなくこう言っただろう。「グラスの底にホイールがあってもいいじゃないか!」

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最終更新:7/12(火) 21:31

GQ JAPAN

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