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カリッ、ザクッな食感のガトーバスク 本場の味を超えた美味を手みやげに

CREA WEB 7/12(火) 12:01配信

 今回、ご紹介するのは白金のパティスリー「メゾン・ダーニ白金」のガトーバスクです。

 ガトーバスクというのはフランスとスペインの国境に位置するバスク地方の伝統的な焼き菓子。アーモンド入りの生地の香ばしさと、カリッ、ザクッとした食感に特徴があります。

 私はこのお菓子が大好きで、フランスやスペインに行くと、行く先々で食べます。日本でもガトーバスクを作るパティスリーはけっこうあって、みつけると必ず買って食べてみます。

 そんな私が、どこのガトーバスクが一番好み?  と聞かれたら、答えは東京の「メゾン・ダーニ白金」のガトーバスクなのです。ヨーロッパで食べて、おいしいと思ったガトーバスクを超えている味だと思います。

 ガトーバスク プレーン(450円)は、ブラックチェリーのコンフィチュールが入っています。クッキー生地のバターの風味と甘みと、ブラックチェリーの甘酸っぱさのみごとなマッチング。しっかり焼き上げられていて、しっかり甘い。焼き菓子はこうでなくっちゃ! と思います。

 このガトーバスクを作っている人は、ガトーバスクが本当に好きで、ガトーバスクをとても大切に思っているのだな、ということが伝わってくるのです。

ホイルに包んで温めると、焼き立ての食感と香ばしさに

 ガトーバスク オウ ショコラ(450円)はチョコレート風味のクッキー生地にチョコレートクリームを入れて焼き上げたもの。表面はあくまでもカリッとしていて、中はしっとり。リッチな甘さで、食べごたえがあります。

 コーヒーにはもちろん、ワインとかブランデーにも合います。

 ところで、ここのガトーバスクのおいしさは、サイズにも秘密がある気がします。大きなホール型のガトーバスクだと、切り分けて食べるので断面はパイやケーキの断面みたいになるのだけど、このサイズ(直径7センチぐらいでしょうか)だと、どこから食べてもガトーバスクのザクザク感を味わえて、満足感が大きいのです。

 ちなみに、アルミホイルで包んでオーブントースターで少し温めると、焼き立ての食感と香ばしさを味わえます。私は2、3日後、生地がなじんでしっとりしてきたころ、温めずにそのまま食べるのも好きです。焼き立ての時とはまた別のおいしさを楽しめます。

 そんな食べ方情報もひとこと添えて、差し上げてくださいませ。

メゾン・ダーニ白金
所在地 東京都港区白金1-11-15 1F
電話番号 03-5449-6420

肱岡香子(ひじおか きょうこ)
フードスタイリスト。雑誌、書籍、テレビ番組などで活躍。『東京手みやげ美人』(講談社)では、大好きなお菓子をシチュエーションや相手に応じて“手みやげリスト”として紹介。

肱岡香子

最終更新:7/12(火) 12:01

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