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言葉の「誤用」を回避するポイントとは? 語彙の質を高めて、コミュニケーションの幅を広げよう

ライフハッカー[日本版] 7/13(水) 12:10配信

“語彙とは、語の集まりのことです。つまり、語彙は複数の語からなるもので、単語は語であっても、語彙ではありません。
また、語彙は語の集まりですが、語の集まりである辞書が語彙と呼ばれることはありません。語彙は語彙リストの形で紙にまとまっていることもありますが、通常は頭のなかにあると考えられます。頭のなかにあるリストが語彙と言えるでしょう。(18ページより)”


『語彙力を鍛える 量と質を高めるトレーニング』(石黒圭著、光文社新書)の第一章には、語彙についてのこんな解説があります。また著者は、人間の思考力を規定するのは言語力であり、言語力の基礎になる部分は語彙力に支えられているとも主張しています。

そればかりか、語彙力は学力とも相関関係があるというのですから気になるところ。語彙力の高い学生のほうが一般的に成績がよく、就活にも有利になるそうなのです。就職せずにブログやメルマガを使ってアフィリエイトで稼いでいる人であっても、集客のために語彙力は必須だとも。

そんな考え方に基づき、語彙を豊富に、効果的に表現に活用する方法を説いた本書の第三章「語彙の『質』を高める」から、(一)誤用を回避するに焦点を当ててみましょう。

留学生と子どもに学ぶ

語彙の精度を高めるには、語を正確に使うことが大切。そして留学生に日本語を教える日本語教育に携わっている著者は、留学生たちの日本語の「誤用」を指摘し、間違いを修正することも仕事のひとつだとしています。


“私が初めて日本語を教えたとき、日本に来て一週間も経たない学生に、「先生、いただきます」と言われて驚いたことがあります。どうも「おはようございます」と言いたかったようなのですが、一瞬食べられてしまうかと思いました。(128ページより)”


しかも日本語に慣れていない学生だけでなく、日本語力の高い留学生でも、ときどきおもしろい発言があるのだとか。たとえば沖縄旅行から黒く日焼けして帰ってきたら、「先生、やけどしましたね」といわれたというのです。いうまでもなく「日焼け」と「やけど」の誤用。

さらに別の学生には、「人の悪口ばかり聞いていて、気持ちが悪くなりました」といわれ、「惜しい」と思ったそうです。「気持ち」は生理、「気分」は心理なので、「気持ち」ではなく「気分」であれば満点。また同様に、幼い子どももおもしろいことをいうのでメモ帳が手放せないといいます。


“虫捕りをしていて「つかまえる」という語がマイブームになった我が家の二歳児は、「髪の毛をつかまえる」「どんぐりをつかまえる」と言っています。髪の毛は「つかむ」、どんぐりは「拾う」です。小学一年生の娘は、沖縄行きの飛行機に乗っていたとき、「飛行機がだんだん落ちてきた」と言っていました。怖いことを言うものです。「降りてきた」でなければなりません。(129ページより)”


留学生と子どもの誤用からは、多くのことが学べるというわけです。(128ページより)

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最終更新:7/13(水) 12:10

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