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「わさビーフ」に学ぶ、ソーシャル時代の商品開発。(福谷恭治 商売力養成コンサルタント)

シェアーズカフェ・オンライン 7/13(水) 5:51配信

先日、エイプリールフールでネタとして好評された架空の新商品「手抜きわさビーフ」が実際に販売されると報じられました。

■「嘘から出た誠」を地で行く、山芳製菓のエイプリールフール戦略とは
山芳製菓が、エイプリールフールに発表した架空商品を実売につなげたのは、今回が初めてではありません。2015年のエイプリールフールに発表した、中身のない「全部抜き」はさすがに商品化されませんでしたが、2014年には「わさビーフ」の「わさび抜き味」を発表し、その後販売に至っています。

『ポテトチップス「わさビーフ」を製造販売する山芳製菓は、19日から「手抜きわさビーフ」を全国のコンビニエンスストアで販売する。今年4月1日に、エープリルフールの架空の「新商品」として発表していたが、反響が大きかったためイベント「ニコニコ超会議」で限定販売していた。同社は2014年4月1日に、エープリルフールの架空の商品として「わさビーフ」の「わさび抜き味」を商品化すると発表。ツイッターで4万回を超えるリツイートをされるなど、ソーシャル・ネットワーキング・サービスなどで話題となり、同年11月、実際に全国発売している。
「手抜きわさビーフ」 反響大きく全国発売 味付けも自分 毎日新聞 2016/07/04』

エイプリールフールに合わせて、ウィットに富んだ「ネタ」を発表する企業は年々増えています。メディアに取り上げられることで話題にもなりますし、遊び心のある企業だと認知されることで、企業ブランドのイメージ向上にも一役買っています。山芳製菓が他社と違うのは、一過性のウケ狙いで終わらさず、商品につなげることが可能な範囲でのネタを発表したことにあります。初回はただのジョークだったのかもしれませんが、今年は発表から発売までの期間が前回よりかなり短いことから、企画段階から販売を視野に入れていたと考えられます。

■イベントを活用して商品リサーチが出来る、ソーシャル時代の企業メリット
そもそもエイプリルフールに「ネタ」を発表する企業が増えたのは、エイプリルフールというイベントが日本に浸透してきたから、という理由ではありません。面白いと感じた消費者がSNSを使って拡散させ、話題となることにメリットを感じた企業が行っている広報活動です。ウィットやセンスを感じさせることでブランディングの一助としたり、露出による認知向上を目的としています。

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最終更新:7/13(水) 5:51

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