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スティーヴィー・ワンダー、黒人男性射殺事件を受けてスピーチ:「憎しみよりも愛を、悪よりも正義を」

ローリングストーン日本版 7/13(水) 13:00配信

「すべての命が大切なんだ。だが "Black Lives Matter(黒人の命は大切)"と私が言うのは、この世界では私たちが人間の起源だから」とスティーヴィーはロンドンのコンサートで話した。

【映像あり】スティーヴィー・ワンダー、黒人男性射殺事件を受けてスピーチ:「憎しみよりも愛を、悪よりも正義を」

スティーヴィー・ワンダーは、7月10日夜、ロンドンのハイドパークでのコンサートのオープニングで、最近の一連の黒人男性射殺事件と、ダラスで行われた平和的な"Black Lives Matter"抗議デモの最中に起きた警備の警官を標的とした暴力を受けて、前向きな考えを説いた。「私たちの生きるこの困難な時代に、みんなに言いたいのは、私はみんなを愛しているということだ」とワンダーは言う。

「私が希望を感じるのは、私たちが状況を変えられるということだ。そしてみんなも、私たちが状況を変えられると感じているなら、ここにいるみんな、私はみんなに憎しみより愛を選択してほしい」とワンダーは説く。「とても簡単なことだ。憎しみよりも愛を、悪よりも正義を、卑しさよりも親切さを選ぼう。絶望には希望で応えよう」。

ワンダーは、"Black Lives Matter"運動についても短く触れた。「そうさ、すべての命が大切だ。だが私が"Black Lives Matter"と言うのは、この世界では私たちが人間の起源だからだ」とワンダーは言う。「だから、突き詰めると、ここにいるどんな人間にだって多少は黒人の血が入っている。みんなの中にはソウルがあるんだ。だから自分達の文化を否定するのを止めよう。自らを愛そう、みんながみんなを愛そう、どんな肌の色をしていようとも」。

スピーチ映像はこちら

ワンダーは、すべての有色人種が平等に扱われることを目指す運動の擁護者である一方"Black Lives Matter"運動への支援を長く訴えてきた。2014年12月のオークランドでのコンサートでは、『汚れた街』の演奏の前に、あらゆるものが大切だという唱和に聴衆を導いた。その唱和は、マイケル・ブラウンとエリック・ガーナーの死の責任について警官を不起訴とした大陪審の2つの判断を受けてのものだった。10日は、バトン・ルージュのアルトン・スターリングと、ミネソタのフィランド・カスティールの死がワンダーの胸にのしかかっていた。

ブリティッシュ・サマータイム・ショーの開演前にいた6万5千人のファンの前で、ワンダーは自分の考えに最後のコメントを加えた。「最後に、私に同意してもらえないみなさん、私はみなさんのことも愛している。だが
・・・」。

Translation by Kise Imai

DANIEL KREPS

最終更新:7/13(水) 13:00

ローリングストーン日本版

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