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【MLB】上原、再び守護神へ。36歳セットアッパー獲得で、ベテラン2人がレ軍リリーフ陣を支える後半戦に

ベースボールチャンネル 7/14(木) 6:50配信

上原が再び9回を任される

 前半戦、アメリカン・リーグ東地区2位で折り返したボストン・レッドソックス。

 今シーズンは久々に打撃陣が絶好調。シーズン前に引退宣言をしたはずの主砲オルティズが大爆発し、それにけん引されるように若手有望株たちも大ブレイク。ベテランと若手が融合し、チーム打率は驚異の.292をマーク。得点力は間違いなくメジャーNo.1だ。

 一方で投手陣はやや心もとない。チーム防御率4.43はリーグ9位。さらに先日、通算242セーブのクローザー、キンブレルが左膝半月板を痛めてリタイア。手術に踏み切り3~6週間は離脱する見込みだ。

 そこで代役クローザーとなったのが、41歳の上原浩治だ。

 ESPNの記者、スコット・ローバーは、In Kimbrel's absence, Red Sox manager John Farrell said 41-year-old setup man Koji Uehara will receive the majority of the save opportunities(キンブレルが不在の間、ジョン・ファレル監督は41歳のセットアッパーである上原浩治を、セーブ機会に登板させることを明言した)と報じている。

 監督のファレルは投手コーチ出身であり、上原に寄せる信頼は厚い。

 経験と実績を買われた大ベテランが、再び試合を締めることとなった。早速上原は、クローザーとして7月8日、9日の試合に登板。8日の登板では1発を浴びたものの、2試合連続でセーブを記録した。

 とは言え、41歳の大ベテランに無理はさせられない。これからシーズン後半戦に入り、疲労の蓄積がピークに達する。チームは急遽、ダイヤモンドバックスから通算81セーブのジーグラーをトレードで獲得。手薄になったブルペンを、いち早く補強した。

リリーフ陣の起用法に幅が生まれる

 CSNNE.COMのニック・フライヤー記者は、Ziegler brings something new to Red sox bullpen.(ジーグラーの獲得は、レッドソックスのブルペンに新たな選択肢をもたらす)として、下記のように報じている。

Now he can take some of the load off Uehara, or share time with Barnes. And his flexibility isn’t the only thing important -- he’s found a way to remain durable despite his high usage.
ジーグラーは上原の休養時に投げることができ、なおかつ(セットアッパーの)バーンズとともに(重要な場面で)投げることもできる。だが、ジーグラーが重宝されるのは、柔軟な起用方法だけではない。酷使に耐えられる投手だ。

 どんな状況でも柔軟に対応はでき、故障にも強い。監督にとって、これほど頼りになる投手はいないだろう。そして何よりも上原をバックアップすることができ、さらなる相乗効果が期待できる。

 同記者はジーグラーのコメントを下記のように報じている。

I’ve gotten pretty good at managing myself warming up so that I don’t need to do much ”
私はウォーミングアップで(コンディションを)しっかりと管理できているので、(準備に)多くのことを要さない。

 36歳のジーグラーと、41歳の上原。
 ヤンキースのような、ド派手な剛腕セットアッパー&クローザーとは対照的だが、現地ではこのベテラン2人の評価は悪くない。

 ジーグラーのバックアップにより、上原のフォークに切れが増す。レッドソックスのブルペンは、玄人好みの顔ぶれだ。


松田卓也

ベースボールチャンネル編集部

最終更新:7/14(木) 6:50

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