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失明もありうる!?近年急激に増加中の眼疾患「加齢黄斑(かれいおうはん)変性」の実態とは?

OurAge 7/14(木) 15:11配信

アメリカでは中途失明の原因の第1位という加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)、実は日本でも近年増加中だという。深刻な目の病気だが、いったいどんなふうに見えてしまうのだろう? また日本での実態は? 眼科専門医であり日本抗加齢医学会認定専門医でもある大倉萬佐子さんにうかがった。

「加齢黄斑変性は、網膜の中心部にある黄斑に問題が起きる病気です。物を見ようとしたときに最も影響を受けるのも視界の中心部。症状の進行とともに物が歪んで見えたり、大きさが違って見えたり、字が読みにくくなったりします。お金の判別がしにくい、料理をしている手元が見づらいなど、日常生活にも支障が出ます。また、窓枠や障子、格子など、本来真っすぐなものがグニャグニャと歪んで見えることがあります。料理をしている手元など、見たい部分が黒く見えることもがあります。おもな原因は老化ですが、生活習慣も影響しています」。

日本でも「視覚障害」の原因として、「加齢黄斑変性」は男女ともに急激な増加傾向にあるという。
「視覚障害の原因」を疾患別に見ると、2004年の1位は緑内障、2位は糖尿病網膜症、3位は網膜色素変性で、加齢黄斑変性は1989年の7位から4位に浮上している。日本ではこれまで患者数は比較的少数だったが、高齢者の増加やライフスタイルの欧米化などにより、急激に増えつつあるのだ。
1989年と2004年を比べてみよう。
緑内障       3位 → 1位
糖尿病網膜症    1位 → 2位
網膜色素変性    4位 → 3位
加齢黄斑変性    7位 → 4位
高度近視      5位 → 5位

また、1998~2007年の9年間の調査における「加齢黄斑変性」の発症率も、性別を問わず加齢に比例して増加している。欧米と比べ、日本では男性が多いのが特徴で、これには喫煙率の高さが影響していると推測されているそう。この福岡県久山町で行われた研究調査を、日本の50歳以上の総人口に換算すると、患者数は1998年で約37万人、2007年で約69万人と推定されるという。患者の数は9年で2倍近くに増加。しかも特に進行の早い「滲出型」の患者数の増加が顕著だといわれている。

見え方がおかしいと感じたら、とにかくすぐに眼科へ行こう! 目の病気はあなどってはいけない。

最終更新:7/14(木) 15:11

OurAge

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