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「ポケモンGO」に学ぶ、7つのマーケティングの秘訣

Forbes JAPAN 7/14(木) 8:35配信

世界各国で旋風を巻き起こしているスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」は、任天堂の推定時価総額を75億ドル(約7,800億円)にまで押し上げた。ニッチな市場をねらったとみられていたこのゲームが、配信開始からわずか数日でこれほどまでの人気を得たのは、なぜだろうか。



その理由の大部分は、賢いマーケティング手法の数々にある。これは、あなたの企業と製品のプロモーションにも役立つだろう。

1.ブランド力があればなんだって売れる

ポケモンGOは、同じく携帯の位置情報を利用して遊ぶ別のモバイルゲーム「イングレス」のシステムを流用して開発された。「イングレス」という名前を聞いたことがある人もいるだろうが、このゲームはブランドが浸透せず大きな成功を収めることはなかった。

一方「ポケモン」のブランドには、20年にわたり積み上げられてきた実績がある。キャラクターデザイン、ゲームの質、ゲーム(そしてアニメ)シリーズとしての軌跡は力強く、新作を出すたびに何世代にもわたるポケモンファンが購入してきた。ゲーム自体の出来も良いものの、ブランド力がなければここまでの成功は収めなかっただろう。

2.タイミングは非常に重要

ポケモンGOがリリースされたのは初夏で、子供たちは夏休みに入り、いろいろなフェスティバルも始まって、ちょっと外に出て歩き回りたくなる時期だ。もしこれが真冬のリリースだったら、どうなっていただろう。猛吹雪の中、歩き回りたい人はいるだろうか。このリリース時期は計算されたものだった。

さらに、より広い視点から見ても良いタイミングだったと言える。今年は初代ポケモンゲームの発売からちょうど20年。当時ポケモンに熱中した子供たちは、購買力のある20代の大人へと成長している。

3.今の時代、口コミがすべて

四六時中ネットに接続でき、コミュニケーションにあふれ、ソーシャルメディアが日常に溶け込んだ現代では、口コミがすべてだ。人々は誰も評価を書き込んでいない製品を買おうとは思わない。企業は、人伝いの情報なしでは存在に気づいてもらえない。

ポケモンGOでは、人々の評価が目に見える形で示される。街中で人々が同じモバイルゲームを楽しんでいる様子を目の当たりにすれば、自分もやってみたいと思わずにはいられないだろう。

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最終更新:7/14(木) 8:35

Forbes JAPAN

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