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大器の予感! 東京五輪世代の最注目FW垣田裕暉が待望のJ1デビューを飾る

SOCCER DIGEST Web 7/14(木) 12:00配信

「ゴールに向かうプレーができれば、もっと得点できる選手になれる」。

[J1・第2ステージ3節]鹿島アントラーズ 3−0 名古屋グランパス
7月13日/県立カシマサッカースタジアム
 
 名古屋をホームに迎えた鹿島は、通常のリーグ戦を戦うレギュラーメンバーから5人を入れ替えて臨んだ。スタメンに抜擢された5人のうち、ナビスコカップ(現ルヴァンカップ)ではすでにプロデビューを飾っているが、リーグ戦はこれが初先発&初出場となったのが、鹿島ユース出身のルーキー、垣田裕暉だ。
 
 身長186センチと恵まれた体躯を持つストライカーは、かつて鹿島に所属した父・健氏の息子というサラブレッド。試合前には父親から電話で連絡を受け、「ビビらずに、熱いプレーをして、楽しんでこい」と激励を受けたという。
 
「試合前は、けっこう緊張しました」
 
 その言葉とは裏腹に、序盤からアグレッシブにボールを追いかけては、球際でも力強さを披露するなど、堂々としたプレーを見せた。試合前には、小笠原満男や遠藤康から「思いっ切りやっていいんだぞ」と背中を押されたという。
 
「優勝がかかっているというか、一戦も落とせない、そういうゲームを味わえたのは、すごく自分にとってはプラスになると思います」
 
 最大の見せ場は、28分。伊東幸敏の正確なクロスにエリア内で反応も、上手くミートできず決定機をフイにしてしまった。
 
「来た! と思ったけど、入らなかった。でも、今日はチームが勝てるようにと思っていたので。すぐに切り替えて、自分のやれることはやろうと」
 
 ゴールという結果は残せなかった。ただ、そのサイズを活かしたパワフルなプレーは可能性を感じさせるものだった。
 
「サイドでボールを持った時、消極的にバックパスをするよりは、まず前を向いたらどんどん仕掛けて、ゴリゴリ行ってやろうと思っていた。収めなければいけないところはしっかり収めて、勝負できるところは勝負したかった。そこは意識していました」
 
 もちろん課題もあった。ボールを足もとに収めた時は良さを発揮した一方で、パスの受け手としての動き出しなど、周囲とのコンビネーションでは息が合わない場面も。
 
「バイタルエリアで(土居)聖真君やアツ君(中村充孝)、(鈴木)優磨君がボールを持った時に、足もとで受けようとなっちゃって。ああいう場面で、FWなら裏を狙ったりとか、ゴールに向かうプレーができるようになったら、もっと得点できる選手になれるかなと思います」
 
 2020年の東京五輪世代でもある。「そこは出たい」と明言も、まずは鹿島というクラブでどれだけ活躍できるかに主眼を置く。
 
「まずはチームで試合に出ないと。アントラーズというクラブでスタメンを張れる選手になれば、必然的に五輪にも選ばれると思う。ここでまずはスタメンを取れるように、コツコツと頑張っていきたい」
 
 7月17日から始まるU-19日本代表候補トレーニングキャンプのメンバーにも名を連ねる大型ストライカーは、プロとして大きな一歩を踏み出した。リーグタイトルを争う鹿島で今後、出場機会をさらに増やすことで、さらなるステップアップを果たしたい。
 
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
 

最終更新:7/14(木) 12:00

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