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【注目ジンクス】西城秀樹の「デスYMCA」で新潟がJ2降格!? 降格確率は「86%」

SOCCER DIGEST Web 7/14(木) 11:30配信

新潟戦で鳴り響く「すばらしい Y.M.C.A. Y.M.C.A.」。“見えざる力”が働き、終盤は状況が一変。

 Jリーグには様々なジンクスがある。かつて『デスゴール』として恐れられたのは、前田遼一がシーズン初ゴールを決めた相手がJ2に降格するというもの。07年から6年連続で被弾クラブが降格の憂き目に遭った。
 
 似たジンクスが川崎にもある。それは、等々力競技場の川崎市政記念試合で歌手の西城秀樹氏がYMCAを歌うと、相手はJ2降格――それが通称『デスYMCA』だ。
 
 09年から5年間続けて対象クラブが降格。14年に一度途切れたものの、15年に清水が降格し、再びジンクスが囁かれ始めた。そして、今年の川崎市政記念試合こそ、第2ステージ3節の新潟戦だったのだ。
 
 新潟戦のハーフタイム、車に乗って西城氏が颯爽と現れると、フロンタールズと事前応募による西城秀樹バックダンサー、そしてマスコットが音楽に合わせてリズミカルに踊り出す。
 
「すばらしい Y.M.C.A. Y.M.C.A.
ゆううつなど 吹き飛ばして
君も元気だせよ
そうさ Y.M.C.A. Y.M.C.A.
若いうちはやりたいこと
何でもできるのさ」
 
 アップテンポの曲調と軽快な歌声が会場を盛り上げた後、後半が再開。すると、ジンクスなど蹴散らすような“思わぬ幸運”が新潟に舞い込んだ。
 
 1-1で迎えた65分、川崎の大島僚太が自陣深くから前方にパス。カウンターに入ろうとするかな、このパスが主審に当たり、さらに野津田岳人の足に跳ね返って、レオ・シルバに渡る。よもやの事態に一瞬足が止まった川崎の選手たち。L・シルバはワンツーで駆け上がり、ラッキーな形でゴールを決めた。
 
 流れは新潟に傾いたかに思われた。しかし「デスYMCA」の見えざる力が働いたのか、終盤に状況が一変。84分に新潟のオウンゴールで2-2になると、終了間際の90+4分に川崎の小林悠が逆転弾を叩き込む。新潟は二度のリードを奪いながら、最終的に敗れた。
 

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【デスYMCA過去の全事例】7年間で6クラブが餌食に――。唯一、逃れたのは……。

 
 所詮、ジンクスはジンクスだ。思い込みの一種にすぎない。しかし、デスYMCAで過去の事例を列挙すると、決して嘲笑できない一面もある。
 
◆「デスYMCA」の対象チームとその結果
09年 大分(J2降格)
10年 京都(J2降格)
11年 福岡(J2降格)
12年 神戸(J2降格)
13年 湘南(J2降格)
14年 新潟(12位で残留)
15年 清水(J2降格)
16年 新潟(年間15位/第2ステージ3節終了時)
 
  09年から15年の7年間で、実に6クラブが「デスYMCA」の餌食になっている。その確率は「86%」。また注目は、唯一、ジンクスから逃れたのが14年の新潟である点だ。
 
  一度は難を逃れたかに見えたが、なんの因果か、再び巡ってきた。仮に今季、新潟が降格となれば、対象クラブ自体は、すべて犠牲となる形だ。
 
 デスYMCAのジンクスを、新潟が再び吹き飛ばすか。それとも――。
 
取材・文:大木 勇(サッカーダイジェスト編集部)
 
 

最終更新:7/14(木) 18:52

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