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成功を収めても幸せじゃないのは、なぜ?

ライフハッカー[日本版] 7/15(金) 19:10配信

Inc.:仕事での失敗、失恋、金欠、病気など、人の幸せを奪う客観的な理由はたくさんあります。では、世界中の幸せでない人を全員リストアップしたのち、上記の理由が原因である人をリストから除外するとどうなるでしょう。まだまだたくさんの人たちが、リストに残るはずです。

金銭的安定や仕事での成功、愛されることなどが、幸福の大きな基盤になっていることは間違いありません。でも、誰もが知っているように、それらをすべて手にしても幸せでないという状態が存在するのです。
なぜそのようなことが起こるのでしょうか?

テキサス大学で経営学を教えるRaj Raghunathan教授が、この難解な疑問に答える本を書いています。

『If You're So Smart, Why Aren't You Happy?』(そんなに賢いのに幸せじゃないのはなぜ?)と題されたその本と、『The Atlantic』での同教授のインタビューを参考に、幸せのメカニズムを紐解いてみましょう。

熟練度の評価を測るには

同書は非常に幅広い話題を扱っており魅力的ですが、意欲的な起業家やその他の専門家にとって特に重要なセクションがあります。それは、真の幸せを手にするには、これに関しては得意であるという自負、つまり熟練の感覚が不可欠であるという部分です。成功者は豊富なスキルと達成感を持っていて、客観的に見て何かが得意であることが多いものです。それでも、彼らが必ずしもいい仕事をしていることで幸せを感じているとは限りません。

同教授いわく、その理由は熟練の尺度が間違っているから。多くの人が自分の達成度を測るために、社会的評価を用いているのです。

”大きな問題の1つが、熟練度の評価が非常に難しいこと。特定の側面について誰かを評価するとき、どんな基準を用いればいいのでしょうか。

私たちはつい、曖昧さの少ない尺度に流れがちです。たとえば、教授を評価するために、受賞歴、年俸、所属している学校などで判断する人が多いでしょう。これは比較がしやすいので便利ですが、特定の分野での評価には向きません。言い換えると、尺度としてわかりやすいがために、私たちは熟練や影響力よりも、お金や認知度を追い求めてしまうのです。そのやり方では、いつまでも充足感は得られません。

私たちは、そのような尺度にはすぐに慣れてしまいます。たとえば飛躍的な昇進を遂げても、喜びは1~2カ月、長くても半年程度しか続きません。その後は慣れてしまい、また大きな昇進を望むようになります。そして、幸福度を維持するためには、そのような昇進をし続けなければならないのです。”

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最終更新:7/15(金) 19:10

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