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野田洋次郎、小松菜奈と対談:「今の自分じゃないところにいきたいって思うのはすごく大事な感情」

ローリングストーン日本版 7/15(金) 17:00配信

ローリングストーン日本版6月号 巻頭特集
小松菜奈×野田洋次郎

映画『渇き。』で日本アカデミー賞の新人俳優賞ほか数々の新人賞を受賞し、女優・モデルとして活躍する小松菜奈。中学3年生の時には、RADWIMPSのアルバム『絶体絶命』(2011)に収録されている楽曲『君と羊と青』のMVに出演。5年の月日を経て、表現者として成長した彼女の姿に野田洋次郎は何を見たのか。

野田洋次郎インタヴュー:「映画を撮影してた時期、主人公との距離が縮まって怖かった」

"みんなが思い描いてる野田洋次郎からどうやって逃げようか、いい意味で裏切れるかなって常に考えている"[野田]

野田(以下N):そんなに照れないでよ。俺も恥ずかしくなるじゃん。5年ぶりぐらいかな?

小松菜奈(以下K):真横に座って喋るなんてことないから、照れるんですよ(笑)。最後にお会いしたのは高1の時にライヴに伺ったのが最後ですね。

N:親戚のお兄さんみたいな気分になってくるね。すくすく育って・・・。なんかあの頃よりも、今のほうが開いてるオーラがある気がするな。いろいろあったんだろうな、って想像しちゃうね(笑)。

K:女優業を始めてから生き生きしてるってのはあるかもしれないです(笑)。最初の頃は演技とかお芝居にもどちらかというと興味がなかったんですけどね。モデル業をやってたから感情が読めなかったり、小悪魔みたいな感じの役が多かったんですが、最近、そういうイメージを裏切るような役をやらせてもらえるようになってすごく楽しくなってきました。

N:今の自分じゃないところにいきたいって思うのはすごく大事な感情ですよね。RADWIMPSもデビューしてから10年経つけど、CDを出すたびに違うイメージを持たれたいって思ってる。みんなが思い描いてる野田洋次郎からどうやって逃げようか、いい意味で裏切れるかなって常に考えてますね。

小松菜奈、20歳を迎えて

K:そういえば、わたし、20歳になったんですけど、でも、意外となってみると何にも変わらないなぁ・・・って。昔は、大人が「心はまだ10代!」とか言ってると「何それ?」って思ってたんだけど、今になってみると良くわかる。

N:たぶん、それってこの先も変わらないと思うよ。俺、30歳になった時、ちょっと自分で自分に引いたもん(笑)。15歳ぐらいの時のほうが、大人だったんじゃないかなって思う。背伸びもしてたし、他人のことも見下してたから。

K:「背伸び」って感覚、すごくわかります。わたしもずーっと仕事、仕事って感じでやってたんですけど、去年の12月に初めて1週間ほどお休みをもらって一人でオーストラリアに行ってきたんです。そこでいろんな人と出会って、話をして、自分の時間が持てたことで、「まだ自分って若いんだ」って思えたんです。

N:同じ世界で生きていると、ルーティーンの思考になっちゃう。全然違う国に行って、全然違う夜を過ごすと、違う朝が生まれるからね。自分が当たり前に思ってたこともちっぽけに思えるんです。

K:本当にそうですね。「何をやるんでも、まだこれからなんだ」って世界が可能性で満ちているような気がして。明るい未来が見えたんです。

N:すごいね。俺なんか、20歳の時、給料が1万5千円でヒーヒー言ってたよ(笑)。

K:ふふふ。今日、お会いできてやっぱりよかったです。取材で対談するなんて思ってもみなかったんですけど、元気そうで、嬉しかった。

N:本当に久しぶりに会って、今はこんなに自分の言葉を持ってるんだって嬉しくなりました。今度は、サラッと友達同士みたいな感じで会いたいね。

K:ぜひ、よろしくお願いします!

Nana Komatsu
小松菜奈 1996年東京生まれ。モデル・女優。2014年、映画デビュー作『渇き。』(中島哲也監督)で数々の新人賞を受賞。『ヒーローマニア-生活-』(5月7日から公開中/豊島圭介監督)、公開待機作に『ディストラクション・ベイビーズ』(5月21日公開/真利子哲也監督)、『溺れるナイフ』(秋公開/山戸結希監督)、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(12月公開/三木孝浩監督)がある。20歳を記念して1st写真集『Trabzon』が発売中。

Interview by Jin Otabe, Edit by Shun Sato, Hiroshi Kagiyama, Styling by Kaori Kawakami[for Nana], Hair & Make-up by Aya Murakami[for Nana]

Jin Otabe

最終更新:7/15(金) 17:00

ローリングストーン日本版

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