ここから本文です

「真田丸」岸井ゆきのと松岡茉優を結ぶ“三谷映画”

Smartザテレビジョン 7/16(土) 6:00配信

大河ドラマ「真田丸」(NHK総合ほか)では、秀吉(小日向文世)とのすれ違いから追い詰められていく関白・秀次(新納慎也)の姿が描かれている。その秀次の娘で、のちに主人公・信繁(堺雅人)の妻となる“たか”を演じているのが、岸井ゆきのだ。

【写真を見る】たかは信繁の3人目の妻となる

岸井は、昨年放送のコントバラエティー「SICKS~みんながみんな、何かの病気~」(テレビ東京)や、春クールに放送された日曜劇場「99.9-刑事専門弁護士-」(TBS系)、また人気バンド・KANA-BOONの「ないものねだり」PVなどで注目を集める、'92年生まれの女優。

そんな岸井を直撃して、初の大河出演や堺との共演の感想について聞いた。さらに、これも初だという三谷(幸喜)作品について聞いてみると、同世代で、「真田丸」には同じく信繁の妻となる春役で出演している松岡茉優との、ある共通点が明らかになった。

――まずは、出演が決まった時の率直な感想から教えてください。

マネジャーさんからのメールで出演が決まったことを知ったんです。すぐに電話を掛けました。「うそでしょ!?」とため口で話してしまうくらい驚きました(笑)。

それから台本をいただいて、じわじわと実感が湧いてきました。体が宙に浮くくらいうれしかったです。

――それは大河ドラマへの憧れからですか?

大河ドラマへの思いももちろんですが、もともと時代劇に出てみたいとずっと思っていたんです。現代劇とは、所作も着るものも全然違うので、経験してみたいなと思っていました。でも、実際に演じてみると、次の日、背筋が筋肉痛になるくらい体がこわばってしまいました。

――そんなときは、どのように緊張を解消するのですか?

現代劇のときは、ジャンプしたり、音楽を聞いたり、ストレッチしたりして緊張をほぐしているのですが、今回は着物だったのでそれもできなくて…。せめて、安心できる香りでリラックスしようと思って、ポプリの香りをつけたのですが、「いい匂いだな」と思うだけで効果は出ませんでした(笑)。体を動かすことが、どれだけ緊張をほぐしてくれていたのかを実感しましたし、体を動かせない環境でもどうにかしてリラックスする方法を考えないといけないなとも思いました。

――たかのキャラクターや魅力については、どのように捉えましたか?

俯瞰(ふかん)的に物事が見られる子だなと思っていて、“幼いながらも賢い”という雰囲気が出せるように、たたずまいを意識しました。魅力は“何か背負ってきたんだろうな”と思わせるミステリアスな部分だと思っているので、自分の中からミステリアスさを必死で絞り出しています(笑)。

――父である秀次(新納慎也)のことは、どのように見ていらっしゃいますか?

たかも、作中で言っているのですが、やはり「波があるな」とは思います。順調な時はいいのですが、一つ気になることがあるとずっと引っ掛かってしまう。言い方は悪いですが少し幼いところはあるのかなと思います。だからこそ、たかの冷静さが育ったのかもしれません。

秀次役の新納さんとは、リハーサルや、撮影の時間がかぶった時に、お話しさせていただきました。すごく優しくて、秀次もキュートですが、演じる新納さんも画面からそのまま出て来たような方です。年下の私が言うのは生意気なのですが、かわいらしさがあって、すぐ心を開いてお話しできました。

――主演で、たかの夫となる信繁役の堺雅人さんとは、どのようなお話をされましたか?

堺さんとのシーンは緊張し過ぎて、終わった後、すぐにかつらを取りに行ってしまったんです。そうしたら、後ろで堺さんがスタッフさんに「僕、この子のこと知っていて、舞台を何回か見ているんだよ」とお話しされているのが聞こえて。私の見えないところで、そんなふうにおっしゃってくださるのを聞いて、すごくジーンとして。「かつら取るのをやめて、もう一度撮影に戻りたい」、「むしろ、きょう、この幸せな気持ちのまま、シーンを全部撮り切ってしまいたい!」と思いました(笑)。

――三谷作品は初めてということですが、三谷作品と聞くと、どのような印象がありますか?

もし、私の好きな邦画作品をいくつか挙げるとしたら、必ず映画「ラヂオの時間」('97年)が入るんです。だから「三谷作品に出られる」と聞いたときは、うれしかったです。「真田丸」にも「ラヂオの時間」に出演された方が出てらっしゃいますし、台本を読んでも、やはりどこか三谷さんの“ニオイ”がする気がします。

――実は、春役の松岡茉優さんも、三谷作品で一番好きなのが「ラヂオの時間」なんだそうです。

え、そうなんですか!?

――松岡さんがお好きだと言っていたのは、作中のせりふで「その作品に関わったすべての人と、それを聞いたすべての人が満足できるものがいつかはできるはずだ」という…

一緒です! そのせりふが好きで、本当に感動したんです。今、鳥肌立ちました…。

あと、いろんな機械を使って、音を作るところも大好きです。最初に見たのは、多分高校生くらいだったと思いますが、それがきっかけで、ラジオ番組も聞くようになりました。当時は部屋の電波が悪くて、濡れたティッシュをアンテナに巻く、という裏技も使っていました(笑)。一番電波の入りが良かったのがTOKYO FMだったので、ずっと聞いていました。

――そんな三谷作品、そして初大河ですが、あらためて現場で感じることはありますか?

衣装もきらびやかなものを着ているので、それも相まって、ほかの現場とは少し違った厳粛な空気があります。もちろん、ほかの現場もそうなのですが、プロフェッショナルな雰囲気を、より、ひしひしと感じるというか…。緊張をかき立てられます。でも、ここにいられることがうれしいと思えるすてきな現場です。

――大河ドラマを経験して、今後、どんな女優になりたいですか?

「いつも、いろいろな役をやっているな」と思われるような、(演技の)幅が広くて、息の長い女優さんになれたらいいなと思います!

最終更新:7/16(土) 6:00

Smartザテレビジョン

記事提供社からのご案内(外部サイト)

週刊ザテレビジョン

株式会社KADOKAWA

2016年49号
11月30日

特別定価:350円

表紙:岡田准一
みくり&津崎ムズキュン対談
秋ドラマ妄想結末予想
ジャニーズどデカ写真集