ここから本文です

【MLB】「イチローを大いにリスペクトしている」も、ピート・ローズは安打記録は決して認めず

ベースボールチャンネル 7/16(土) 11:00配信

野球殿堂入りへの執着も

 数々の歯に衣着せぬ発言で日米のメディアを賑わせている大リーグ通算安打記録保持者のピート・ローズ。テレビ番組に出演したローズはまたもイチローに言及、オハイオ州の地方紙『Dayton Daily News』は「ローズがイチローの『プロ通算安打』と、様々な殿堂について語った」と題し、報じている。

 番組内でローズは今年6月に、古巣シンシナティ・レッズの球団殿堂に迎えられたことについて言及、自身の生まれ故郷であるオハイオ州シンシナティのチームの殿堂に迎えられたことを誇りに感じていると語った一方で、未だ自身が入ることを許されていないクーパーズタウンの「野球殿堂」への執着も見せた。

He hasn’t given up on making it to Cooperstown but noted age is starting to catch up to him.
“You know, I’m 75,” Rose said. “I’m running out of time. I don’t want to make it once I’m being viewed, you know?”
ローズはクーパーズタウンを諦めてはいないが、年齢が彼を追いつめはじめている。「知っての通り私はもう75歳だ。時間がなくなりつつある。間に合わないなんてことにはなりたくないんだ」

 MLB史上1位の通算4256安打を記録しながらも、監督在任中に野球賭博に関与したことで1989年にMLBからの永久追放処分を受けたローズ。バド・シーリグ前コミッショナー、ロブ・マンフレッド現コミッショナーとの交渉はそれぞれ不調に終わったものの、未だに殿堂入り(球界復帰)を諦めていないようだ。

イチローへはリスペクト

 元々殿堂には性格面で問題を抱えている選手も多く、米国内では、最多安打記録保持者のプラークが飾られていないことを疑問視する声は有識者の中にも多い。日本ではイチローに関する再三のコメントもあり、好感度が急落しているローズだが、未だに地元シンシナティを中心に米国内では抜群の人気であり、今後殿堂入りする可能性も0ではないだろう。

 またローズはもはや恒例となりつつあるイチローの「プロ野球最多安打」に対しても番組内で言及した。

If being paid to play was the standard for counting stats, Rose pointed out he would have 4,683 hits when counting his hits in the minor leagues.
もし給料をもらってプレーしていた期間を全て成績にカウントするならば、自分はマイナーリーグでプレーした期間を含めて4683安打になるとローズは指摘した。

 あくまでイチローの記録はプロ野球の最多安打であり、MLB最多安打の称号はローズのものだ。イチローの記録にこれだけ執着を見せるのは「ヒットキング」の栄冠へのこだわりゆえか。

一方で同番組内でローズはイチローに対し以下のように賞賛したという。

However, Ichiro is a hall of fame player,” Rose said. “I’ve got a lot of respect for Ichiro.”
「しかしながらイチローは殿堂入りにふさわしい選手だ。私は彼を大いにリスペクトしている」

 自身が切望するも辿りつかない「クーパーズタウン」行きの資格を持っているという最大級の賛辞を与えながらも、安打記録についてはけっして認めないというスタンスを取り続けるローズ。安打記録、そして殿堂入りを巡る喧騒はしばらく絶えることがなさそうだ。

ベースボールチャンネル編集部

最終更新:7/16(土) 11:00

ベースボールチャンネル

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。