ここから本文です

競技によって千差万別 サッカーとラグビー、1日の摂取カロリーに違いは?

THE ANSWER 7/16(土) 14:26配信

目安となる摂取カロリーは?

 アスリートと切っても切れない関係にある日々の食事。ただ、競技によって食生活は千差万別だという。スポーツ栄養のプロフェッショナルで、選手たちにも助言を送る橋本玲子さんに、サッカーとラグビーを例に挙げてもらい、その違いを教えてもらった。

【写真】リオ五輪での活躍に期待、各種目の日本人美人アスリート

「株式会社Food Connection」の代表取締役である橋本さんは、Jリーグの横浜F・マリノス、ラグビートップリーグのパナソニック ワイルドナイツといった国内屈指のスポーツチームの栄養アドバイザーを務めている。フットボーラーとラガーマンの食生活で、何らかの傾向はあるのだろうか。

「まず、1日に摂る必要なエネルギー量で言えば、サッカー選手は1日に3500キロカロリー前後。ラグビー選手は約4500キロカロリーが目安と言われています。また、大まかに言えばラグビー選手は、サッカー選手ほどストイックではない気がします。

 体脂肪率に関して言えば、サッカー選手は12%以下が目安の数値とされていますが、ラグビーではバックスの選手は16%以下、フォワードの選手は20%以下が目安とされています」

食が細いよりも“太い”方がいい

 サッカー日本代表を率いるバヒド・ハリルホジッチ監督は就任直後、招集した選手の体脂肪率を徹底的に管理しようとしたことは広く知られる話だ。その話を踏まえれば、一見ラガーマンの食生活は緩いように思われる。しかしそれはラグビーという競技を取り巻く環境にも関係しているようだ。

「ラグビー選手のほとんどは、社会人として仕事をしながら競技をしていることが多いです。そのため一般的な会社員の方と同じく、夜の付き合いなどで飲みに行くこともありますし、基本的には食欲が旺盛で、『飲むのが楽しみでハードなトレーニングをしている』と言い切る選手も少なくありません(笑)」

 アスリートにとってウェイトオーバーは大敵のように考えてしまいがちだが、実は“食が細い”ゆえに体重が思うように増えない選手の方が大変なのだと橋本さん。

「競技種目に違いはあっても、最終的には個々の選手のポジションや目標、嗜好や生活環境に合った“食べ方”を見つけることが栄養サポートの目的です。それが、結果的には選手の健康維持とコンディション管理、ひいては競技力向上につながるのではないかと考えています」

 アスリートの栄養管理では、摂取カロリーや体脂肪率など目に見える数字の裏に、競技や選手によってさまざまな違い、工夫が隠されている。

◇橋本玲子(はしもと・れいこ)
株式会社Food Connection 代表取締役。管理栄養士、公認スポーツ栄養士。
Jリーグ「横浜F・マリノス」や、ラグビートップリーグ「パナソニック ワイルドナイツ」の栄養アドバイザー。2006年トリノオリンピックでは、フリースタイルスキー上村愛子選手を日清オイリオグループ株式会社と共にサポート。トップアスリートから未来のアスリートを目指すジュニア世代とその保護者まで、幅広いターゲットに対し、より強く、より健康になるためのメニュー提案、栄養セミナー、栄養カウンセリングなどを行っている。

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

最終更新:7/20(水) 16:28

THE ANSWER

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。