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ミゲル・ロドリゴ前日本代表監督、フットサル・タイ代表監督に就任。9月のW杯でマジック披露か

フットボールチャンネル 7/16(土) 10:01配信

 2009年から今年2月までフットサル日本代表監督を務め、日本を2度のアジア王者に導いたミゲル・ロドリゴ氏が、フットサル・タイ代表の監督に就任した。8日、新監督到着後の初練習を前にバンコクで記者会見が行われ、ミゲル監督が意気込みなどを語った。ミゲル・マジックはタイでも見られるのか。目前に迫ったワールドカップへ向け、期待が高まっている。(取材・文:長沢正博【バンコク】)

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目標はワールドカップのグループステージ突破

 タイは2月にウズベキスタンで行われたAFCフットサル選手権で3位に入り、9月10日からコロンビアで開催されるワールドカップへの出場を決めている。一方、日本は出場権が得られる5位以内に入れず、大会後、ミゲル氏は日本代表監督から退任していた。

 タイは2012年からオランダ人のビクトル・ヘルマン監督が指揮を執っていた。だが2月、タイサッカー協会の新会長にソムヨット・プンパンムアン前警察長官が就任すると、前体制下でのヘルマン監督との契約内容の見直しも進められ、協会側の発表によると新たな契約が合意に至らず、ワールドカップまでの時間も考慮して監督交代に踏み切ったという。

 本大会のグループステージでタイはロシア、キューバ、エジプトとともにグループBに入っている。ミゲル監督は「目標はグループステージの突破。できることなら、ベスト8に進みたい。そのためには、タイはこれまでで最高の試合をしなければならないだろう。タイを世界のトップレベルに押し上げたい」と意気込む。

 2012年のAFCフットサル選手権決勝も含め、かつて日本代表を率いてタイとは幾度も対戦してきた。ミゲル監督は「(日本代表監督時代の)7年間でタイとは何度も戦っており、負けることもあったし、勝つこともあった。対戦相手として長所も短所も知っている。タイには創造性にあふれた素晴らしい選手たちがいる。日本以上だろう」と高く評価する。

8月には日本代表との強化試合を予定

 一方で、「強豪と対戦するときのメンタリティーが課題。また、攻撃面ではとても良いものを持ちながら、守備に関してぽっかりと穴が空いてしまうことがある。日本代表監督時代も選手に(タイの)ビデオを見せながら、ポゼッションを続けていけばディフェンスに穴が開くと指摘していた。その点は改善しないといけない」とも語る。

 ワールドカップまで残り約2ヶ月と残された時間は短い。ミゲル監督は「本当はもっと短い。チョンブリ・ブルーウェーブに所属している選手は、15日からAFCフットサルクラブ選手権に臨む。実際に代表として活動できるのは20~25日ほどだろう。適切な練習、そしてフィードバックを行う必要がある。私はマジシャンにならなければならない。ただ、ミゲル・スタイルを注入する時間は十分にある」と自信を見せる。

 タイでは8月、日本、イラン、カザフスタンを招いて強化試合を行うことが発表されている。早速、古巣との対戦が来月20日(タイ側発表)に実現する見込みとなっている。「私の息子は日本で育ったし、私の心の一部は日本にある。ただ今は、私の心はタイに100%あり、タイでベストを尽くす。全力で日本を負かしたい」と思いを語る。

 タイは開催国として迎えた前回のワールドカップでベスト16まで進んだ。コロンビアの地で新たな歴史を刻めるかどうか。時間が限られている中、ミゲル監督の手腕に注目が集まる。

(取材・文:長沢正博【バンコク】)

フットボールチャンネル

最終更新:7/16(土) 10:44

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